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(チャミペン)サスム&(ユノペン)ホランイです。
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東方神起サランへ♡2人の妄想小説です。時々、R18有り。
いちご組 シム チャンミン 〜後篇〜
いちご組 シム チャンミン 〜後篇〜





〜the second part〜






「チャンミン、ユノ先生のおっぱい触ったの?」


「..................なんで知ってるの?」



ここは、園庭の隅っこにある砂場。
うんち座りして、スコップでひたすら砂を掘ってる僕と、同じような格好で、どこから拾ってきたのかわからない枝でへんてりんな絵を描いてるキュヒョン。


キュヒョンは唯一なんでも話せる僕の一番の友達だ。



「なんでって、みんな言ってたし」


「.................」



わかってた。


溢れちゃって、泣き笑いして、ユノ先生のおっぱい触って、ドン引きさせた僕をみんな唖然と見てたし、その後、力ではユノ先生に全然敵わなくて、結局、僕は動きを封じられ、




「ギブっ!先生!ギブっ!!!!」




まるでプロレスごっこみたいで、僕はそういうつもりじゃなかったのに。好きって気持ちだったのに。




「キュヒョンは、今日どうして遅れてきたの?」




思い出すと悲しくなるから、いくら一番の友達のキュヒョンでも、もうその話は触れないで欲しかった。だから、僕は話題変えた。




「鼻水が出るから、耳鼻科に行ってた」




耳鼻科。それは僕が大嫌いな場所の一つ。
受付のお姉さんに「シム チャンミン君」って名前を呼ばれるだけで、背筋が凍りついて動けなくなる。

ママはそんな僕を抱え、無理矢理椅子に座らせるから、白衣の先生を見ただけで半泣き状態になり、あの変な機械で鼻水を吸われる頃には、錯乱状態に陥って、先生や看護師さん、ママ、必死で僕を押さえつけてる人達を気づけばポカスカ蹴り、殴り。




僕は、とてもダメな子だと思う。



「耳鼻科か.........」


「................そう、耳鼻科」


「........僕、あそこ嫌い」


「僕も.........」





自分が振った癖に悲しくなった。




「チャンミンは、どうしてユノ先生のおっぱい触るの?」


「........................」


「僕もユノ先生好きだけど、おっぱい触らないよ。ママのは触るけど、それはママだし」





キュヒョンの好きと僕の好きは違うと思う。




ユノ先生に触りたくて、かまって欲しくて、僕を見て欲しくて、笑って「チャンミン」って呼んでくれたら、その胸に飛び込んで、それから、ムギュってして、おっぱいに顔スリスリしたいって思う。




そんな風に思う僕はおかしい?




僕は、スコップで砂をザクザクって掘って、さっきよりもっと深く、深く。その掘った穴に入れるなら、入りたかった。



だって、こんな僕、やっぱりダメな気がして。




「聞いてる?チャンミンってば!」


「.......................................」




掘りすぎてスコップの先が、砂場の底に当たった。僕が隠れる穴はなかった。





だから、正直になってみようって思った。これが僕だから。それでも、キュヒョンは友達で居てくれる?


「キュヒョン、僕ね..........」


「うん」


「ユノ先生のおっぱいも、手も、足も、声も、ユノ先生の全部が好き。僕、おかしいかな?」



キュヒョンは、しばらく自分で書いた砂の絵を見つめて何か考えてるみたいだった。



「......ユノ先生のこと、そんなに好きなの?」




体温計みたいに好きって気持ちを計れればいいのに。そしたら、キュヒョンや、ユノ先生にも、僕の気持ちが伝わるかもしれない。けれど、そんな機械はないし、いっぱい好きだったら、パパとママみたいに結婚する。そう思ったから、




「うん、結婚したいぐらい好き」




って言ってみた。自分で言った癖に、なんだか声に出すと恥ずかしい。カァーっっと熱くなって、俯く僕をキュヒョンはぎゅってしてくれて、




「僕、チャンミンとユノ先生の結婚式行くね」




やっぱり、キュヒョンは僕の一番の友達だと思った。





「みんな、散歩行くよ!!!!集まって〜〜!!!!」




ユノ先生が園庭の真ん中で、みんなを手招きしてる。一斉にみんなユノ先生の元へ駆け寄って行く。




その光景はまるで、甘いお菓子に吸い寄せられる蟻んこみたい。


みんなが大好きなユノ先生。だから、独り占め出来ないのもわかってるけど、先生と僕、手を繋いで、2人きりで散歩に行けたらいいのに。そしたら、きっと、僕はゴロゴロ転がっちゃうぐらい嬉しい。





「チャンミン、早くおいで!散歩行こっ!」




そんな事を考えてたら、ユノ先生がピカピカの笑顔で僕を呼んでて、嬉しくて、嬉しくて、ユノ先生しか見えてなかった。



急いで駆け寄ろうとしたら、自分がさっき掘った穴に僕は、ハマった。




なんだよっ、このクソ穴っ


.........最悪。




僕、何やってるんだろ?
昨日は階段で、今日は砂場。砂が口の中まで入ったし。



「チャンミン!!!」



ダメだ。起き上がれない。
痛いし、恥ずかしいし、もうこのまま砂に埋まりたい。



「チャンミン、大丈夫?」



僕は砂に突っ伏しながら、ブンブン顔を横に振った。だって、大丈夫じゃない。




「おいで」



そしたら、ふわってひっくり返されて、砂まみれでぐちゃぐちゃな僕がお天道様に晒された。




「砂いっぱい、ついちゃったな........。男前が台無しだよ」



って少しだけ笑いながら、僕の顔についた砂を払ってくれるユノ先生の手は、温かくて、大きくて、ホワホワしてた。



先生の手が顔を撫でる度、ドキっ、ドキってするから。僕は動けなかった。



「先生、チャンミンと後から行くんで先行ってて下さい」



もう一人の担任の先生に向かって、ユノ先生が大きな声で言った。



「じゃ、先行ってるから、チャンミン頼んだぞ」



引率された群が去ってく中、最後尾にいたキュヒョンがニヤニヤしながら、僕に向かって手でハートマークを作ってた。









いちご組の教室に戻った僕。本当最悪。パンツの中まで砂入ってるし、僕のちんちんもザラザラしてる。



「チャンミン脱げた?」



救急箱とタオルを持ったユノ先生が教室に入ってきた。パンツ一丁で立ち尽くす僕。



「パンツは変えなくて平気?」



平気じゃないけど。



「先生拭いてあげるから、全部脱いでっ」



どうしよ?ザラザラは嫌だけど、ユノ先生に見られるのもなんか恥ずかしいし。



「どうした?恥ずかしいの?」



真っ赤になってモジモジしてる僕を見て、ユノ先生が言った。だから、うんって頷いた。



「じゃ、目を瞑って拭いてあげる。そしたら恥ずかしくないでしょ?」



ユノ先生は、ギュって目を瞑って、タオルを持って待ってるから、僕は一気にパンツを下ろしてみた。



「..........脱いだよ。ユノ先生」



目を瞑ってるから、僕を探して彷徨う手がウヨウヨしてて、ユノ先生の手が近づくと、僕は後ろに下がった。



「チャンミン、どこ?」




僕、ここだよ。



ユノ先生が右行ったら、僕は左。
左行ったら、右。




僕はこっちだよ。




「チャンミン、そこにいるんでしょ!」




って捕まえられそうになったから、僕は「うわーーーっ」って大きな声を出して教室を走った。真っ裸で、小さなちんちん、ぶらぶらしてるけど、




「こらっ、待て!ガオーーーーーーーっ!!!!」




怪獣の真似してユノ先生が追いかけてくるから、僕は必死だった。




いっぱい、いっぱい頑張って走ったけど、結局、捕まった僕。ユノ先生は僕の脇を擽りながら、




「捕まえたっ!!もう逃げらんないからねっ!」



「ユノ先生、止めて!もう逃げないから止めて!」



僕はクネクネしながら必死に訴えた。



「もう、本当に逃げない?」


「逃げないよっ!」


「本当に本当?」


「本当だって!」


「じゃ、拭くからじっとしてて」


「うん」




僕が逃げたのは、先生に捕まえて欲しかったから。





「これでよし!服着たら、擦りむいてる膝見せて」




擦りむいた足を見て、心配そうに覗き込むユノ先生。




「あー、結構派手にやったなっ、消毒するよ。ちょっとしみるかもだけど」


「うん」


「しみる?」


「..........平気」





ユノ先生がふぅー、ふぅーって何度も僕の膝小僧に向けて息を吹きかけるから、膝がふわふわして擽ったい。



「あとは、絆創膏🎶、絆創膏🎶」



鼻歌声混じりにユノ先生はペンで絆創膏に何かを書き始めた。僕が覗き込むと、キュヒョンに負けないくらいのへんてこりんな絵が見えて、



「先生、なに書いてんの?」


「当ててみてっ!」



当ててって言われても......。僕には、まるでわからなくて。とりあえず、思い浮かんだのを言ってみた。



「えーと、ナス!」


「違う、違う」



ユノ先生は人差し指だけ立てて、2、3度ちっちって振りながら、



「これ、い・ち・ご だから!!!」


「はぁ〜っ!?いちご!?!?嘘だっ!」


「嘘じゃない、本当!じゃ、次は当ててねっ!」



もう一枚の絆創膏に、また一生懸命描いてるユノ先生。



「どう?わかった?」



今度はなんとなくわかったような、わからないような。



「もしかして、うさぎ?」


「もしかしなくても、うさぎだからっ!」


得意げに笑いながら、僕の膝小僧にペタペタって絆創膏を貼って、



「ちちんぷいぷい、痛いの、痛いの飛んでけ〜っ」




ユノ先生が唱えるまじないと共にやってきた、へんてこりんな、いちごとうさぎ。




「いちごとうさぎさんがいるからもう痛くないでしょ?チャンミンを守ってくれるからね」




屈んで僕を覗き込むユノ先生の笑顔は、まるでお日様みたいにぽかぽかしてて、だから両方の膝小僧がじわっ〜と温かくなった。それに胸の辺りもなんだかドキドキして、キュっ、キュってなる。



ユノ先生、本当に絆創膏が必要なのは、膝小僧なんかじゃない。ドキドキ、キュってなるところ。




「........先生は怪獣じゃない」



「ん?」



「ユノ先生は、かっこいいし、優しいし、強いし、だから、怪獣なんかじゃない。僕の一番だから」





先生は怪獣の真似して、僕を追いかけたけど、ユノ先生を追いかけてるのはいつも僕で、先生は怪獣なんかじゃなくて、僕のヒーローだ。




どんな強くて、かっこいいヒーローもユノ先生には敵わない。




史上最強の僕のヒーロー。




「チャンミンがそんな風に言ってくれるの、先生、凄い嬉しいよ。ありがとなっ!」





優しく微笑むユノ先生の瞳には、僕が映ってた。



これからもずっと、その瞳に僕を映して欲しいって思った。




「先生、目瞑って」



「なんで?あっ!!!チャンミン、また逃げる気だろ?!」



「もう逃げたりなんかしないから、早く目瞑って!」





今度は僕が捕まえたい。




だから、そこに居て。




僕が捕まえに行く。






胡座をかいてぎゅっと目を閉じたユノ先生が、



「これでいい?」


「うん、そのまま動かないで」


「うん、わかった」


「僕がいいって言うまで、目を開けちゃダメだよ」


「うん」




先生に近づく度、ドキドキって僕の胸から大きな音がした。カチンコチンって歩き方はロボットみたいになったけど。





今、行くから待ってて。




ユノ先生の首に手を回して、ぎゅっと抱きついて、「大好き」って魔法を唱えながら、





僕はユノ先生を捕まえた。





パパやママじゃない、妹でもない。家族じゃない誰かに。






僕は初めてチュっをした。









「先生も、チャンミンが大好きだよ」




って言いながら、閉じてた瞼が開けられて、キラキラと輝くユノ先生の瞳には、また僕が映った。



ユノ先生は、まっすぐ僕を見る。チュってした後だし、なんだか恥ずかしい。だから、僕は先生の胸にグリグリって顔を埋めてみた。





僕は嬉しくて、嬉しくて、今なら、鳥みたいに飛べるんじゃないかって思うぐらい、ふわふわしてた。




青く澄んだ大空を、ユノ先生と自由に飛んで行きたい。




今は、背も、手も、足も、全部先生には敵わないけど、すぐに大きくなるから。





待ってて。






ユノ先生の胸の中で、幸せってこういうことなのかもしれないって僕は思ってた。




ユノ先生に魔法をかけたつもりだったけれど、かかったのは僕みたいだ。






それは、きっと永遠に解けない魔法だ。












〜epilogue〜





「お兄ちゃん、何してるの?」



僕が物思いに耽っていると、いつの間にか側にいた小さな男の子。手を伸ばして、ピンク色の帽子をぽんぽんって撫でると、少しだけ眩しそうに僕を眺めた。



「見てた」



僕の答えに不思議そうに首を傾げながら、



「何、見てたの?」



僕が眺めてた方角を指差すと、その子は、指差す方角を追って、



「お兄ちゃんが見てたのって、ユノ先生?」


「そうだよ」


「お兄ちゃん、ユノ先生を知ってるの?」


「物凄く良く知ってる。ユノ先生は優しい?」


「うん、めちゃくちゃ優しいし、かっこいいし。そうだっ!ダンスもね、めちゃくちゃ上手いんだよ!僕ね、ユノ先生大好き」



満面の笑みを浮かべ、キラキラと瞳を輝かせながら話すその子が、15年前の自分と重なった。



「お兄ちゃんは、ユノ先生の友達?」


「んー、どうかな?」




僕は、返答を濁らせた後、ある提案をした。



「ユノ先生のところまで、お兄ちゃんと競争しない?」


「いいよ!僕、負けないよ!」


「よし!じゃ、やるか!」


「うん」



僕は、立ち上がって、ぱっぱと砂や草を払い。戦闘準備OK。




「よーいっ、どん!!!」




勢い良く飛び出すその子を見届けた後、




僕は地面を力強く蹴って、風をきって、



力一杯、走って、走って。



こんな風に全速力で走るのは久しぶりだけど、めちゃくちゃ気持ちいい。



「お兄ちゃん、はやっ!!!!」



いつの間にか、あの子も追い抜かし、遠くなる声。





僕は、あの頃のみたいに捕まえに行く。



何度でも、何度でも、捕まえに行く。






「チャンミン?!?!」



勢い余った僕は、タックルするみたいになってしまったけれど、


今は、背が僕の方が2㎝だけ高くなった。手も足も、変わらないぐらいになった。





僕は、大人になった。





「ってなんで?!?!」


「ダメだった?」


「ダメじゃないけど、お前、大学は?」


「今日は臨時休講だったんで」


「って、急に現れるからビックリするしっ」




そこには、驚きながらも笑ってる僕の恋人がいて、体中を駆け巡る想いに、僕は、じっとなんてしていられなかった。




僕はその想いを拳に込めて、ぐっと抱き寄せた。





「捕まえた」





色取り取りの花が見守る中で、艶やかで赤い、まるで苺のような甘い唇に僕の溢れる想いを注ぎ込んだ。



それは、昔と変わらない僕をふわふわと舞い上がらせる魔法のキス。





僕にはユノがいて、



ユノには僕がいて、



5年先も、10年先も、20年先も
戯れて、笑って、触れ合っていたい。





僕は、昔も今も自分に正直でありたい。






僕は僕らしく生きていく。






僕の人生は僕が決める。






ここは僕が見つけた場所。







僕はこの場所で、幸せという名の花を咲かせよう。











ユノ、サランへヨ。










〜fin〜











すみません、長〜い話になってしまいました。笑。
最後まで読んで下さり有難うございます。少しほっこりして頂けたら幸いですm(_ _)m


チャンミン、いってらっしゃい!!!
そして、2人がずっとhappyでありますように!!!


我が相方へ。いつもアドバイス有難う〜*\(^o^)/*頼りにしてるぜ!


そして最後に、「ほみんほ友の会萌え萌え企画」
本当に素敵な企画に参加させて頂いて、有難うございましたm(_ _)m 心より感謝致します。



サスム



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【2015/11/18 21:00】 | いちご組 シム チャンミン | Comment(25) |
いちご組 シム チャンミン 〜前篇〜
いちご組 シム チャンミン 〜前篇〜
こんばんは。ご訪問頂き有難うございます。
m(_ _)m
本日より2日間、「ほみんほ友の会萌え萌え企画」に参加致します。


お題は「初キス」です。お楽しみ頂けたら幸いです。














〜prologue〜





心地よい春風に誘われて、僕は散歩に出掛けた。



見晴らしの良い土手に腰を下ろすと、眼下に広がる流れゆく川は光を浴び、宝石を散りばめたみたいにキラキラとしてた。



その河原で遊ぶ無邪気な子供達の声。ピンク、黄色、水色、オレンジ、色取り取りの帽子はまるで原っぱに咲く花みたい。




一所懸命、花を摘んでる子。


友達と手を繋いで笑ってる子。


木の枝を剣みたいにして闘ってる子。


全速力で、ほら、顔なんて真っ赤にして走ってる子。




僕は、近頃あんなに力一杯駆けずり回ったり、小さな花に目を向けたことなんてあったっけ?


いつの間にか、あの頃のあたりまえが、あたりまえじゃなくなってた。きっとそれが大人になるってことなんだろうけど、なんだか少し寂しくなった。



だから、僕はあの頃を思い出して、手に取ってみた。





ふわふわの綿毛。




ふぅーっと息を吹きかけると、風に乗ってふわふわと漂う綿毛。飛ばしたタンポポの種は、あの子供達みたいだ。



いつの日か自分の場所を見つけて、根を下ろし、綺麗な花を咲かせるだろう。



あの頃の僕もふわふわの綿毛だったように。
ふわふわの綿毛だった頃の僕には大好きな人がいた。



僕の名前はシム チャンミン。あの頃の僕は5歳にしては、少しだけ大人びた子供だった。








〜the first part〜





「ユノ先生のおっぱいっ!おっぱいっ!」


「ちょっと、チャンミン、やっ、やめてっ」


「なんで?」


「なんでもっ」


「.............」


「って無言で触んないでっ、ダメだから」


「なんで〜っ」




その嫌がってる顔とか、仕草とかも、なんだかいい。もっと触りたくなる。




「こらっ!!!チャンミン 、先生になんてことを!!!」



保育園に迎えに来たママに、僕はあっという間に引っ剥がされた。



今、良いところだったのに、邪魔しないで欲しかった。




「ちぃっ」


「今、舌打ちした?」


「..........パパだってママのおっぱい触ってるし、なんで僕が先生のっ、ふがっ、んっ、離せっ............」




ママの手が僕の口を塞いで、言いたいのに言えない。大人って都合が悪くなるといつもこうだ。




「先生、すみません。チャンミンが失礼なことを」


「いえ。俺は全然気にしてないですから」


「ほら、チャンミンも謝りなさい」




結局、僕は捻じ込まれて、ほら、頭なんか抑えられちゃって、謝ってる風にさせられた。大人の事情。僕の気持ちなんていつもどこかへ置いてけぼりだ。




「チャンミン、また明日ね」




僕を覗き込んで、真っ白な歯を見せて笑うユノ先生が、好きで好きで好きで。



好きなのに、僕はどうしたらいいかわからなくて、だから、あっかんべ〜をして、




「もう、保育園行かないっ、ユノ先生、きらいっ」



ってママの手を振り解き、いちご組の教室を出た。そして、猛ダッシュで階段を駆け下りたら、足が絡まって階段から転がった。




「ほら、だから言ったでしょ。階段は気をつけないと」




そんなの聞いてないし、擦りむいた足が痛いし、「きらい」って言った後のユノ先生のしょんぼりとした顔を見ちゃったから、胸の辺りもズキン、ズキンって痛い。



だから、僕は保育園の階段下で、痛い足をジタバタした。胸の痛みに負けないくらいもっと、もっと痛くなればいいって思った。



泣きながらジタバタしてたら、あっという間にギャラリーに囲まれて、困った顔のママと駆け寄る先生達。


「チャンミン君、どこ痛い?」って聞かれたけれど、もう自分でもどこが痛いのかもわからなくて、





「ぜんぶっ」 って言ってみた。









翌朝、昨日のことがあったから僕は保育園に行きたくなかった。パパもママも仕事で、そんなの許される筈もないのはわかってるけど、僕は、ちょっぴり駄々を捏ねてみた。僕には、僕の事情がある。


「行きたくないっ」とか、布団でゴロゴロしてみたり、朝ご飯も、腹が減ってるからもちろん食べたけど、ママが「早く食べて!」って急かしてもダラダラ食べた。


トイレもゆっくり入ったし、もそもそ着替えてたら、痺れを切らしたママがキレて、



「あああーっ、もう!早く!朝は忙しいんだからっ、ほら、ママが着替えさせるから貸して!!!」って服をぶん取られそうになって、服を渡すまいと足掻いたら、



僕のお気に入りのレゴTシャツが、伸びてしまって、悲しくて、また泣いた。



結局、引き摺られるみたいに、あっという間に保育園に連れて行かれて、でも、昨日のことがあったからバツが悪くて、教室にも入れず、廊下でいじけてる僕。




誰も話しかけてくれない。まるで僕の存在なんてないみたいに。




「僕はここです。」って心の中でぽつりと呟いてみたけれど、そんな呟きが届くはずもない。





僕がナメクジみたいに、うにょ、うにょしながら、扉近くの壁にへばり付いていると、同じクラスの世話焼きな女子が近づいてきた。



「チャンミン君、どうしたの?中入ろうよっ」



って言いながら目の前に伸びてくる優しい手。けれど、それは僕が待ってた手じゃなかった。



僕が待ってた手は、教室の真ん中でみんなに囲まれて笑ってるユノ先生の手。だから、




「あっちいけよっ!」



っておもいっきり払ったら、優しいその子が泣いた。





僕は、いちご組の問題児だった。









「ユノ先生!!!!チャンミンが泣かしてるぅ〜〜っ」




泣かしたら一気に注目を浴びるからおかしいと思う。さっきなんか誰も見てなかった癖に.........。




「何があったの?」



優しく尋ねるユノ先生が僕らの前にしゃがみ込むから、目線も同じ高さで、



自分が悪いのがわかってるから余計に視線を合わせられなくて、僕は俯いて、先生のエプロンに縫い付けられた可愛いうさぎさんのワッペンを見てた。


いつもユノ先生と一緒に居られるうさぎさんが、羨ましいなんてちょっぴり思いながら。



すると、しゃくり上げながら隣の女子が、



「っ....うっ...チャンミン君が、あっちいけって、....ゅっったっ」


「チャンミン、どうしてそんなこと言ったの?」


「...........」




その子じゃなくて、ユノ先生に来て欲しかったなんて.........。そんなこと言えない。



だから、僕は黙り通すことにした。それが一番だと思ったから。




「チャンミンがそんなこと言うの、なにかわけがあるんでしょ?」


「....................」


「言いたくない?」




微かに頷くと、ユノ先生は僕の手をむぎゅむぎゅって握りながら、



「理由はどうであれ、お友達を傷つけることは言っちゃダメだよ。チャンミンならわかるよね?」



さっきよりちょっとだけ大きく頷く僕。




「魔法の言葉知ってるでしょ?」




いつもユノ先生が言ってる魔法の言葉。「ありがとう」「ごめんなさい」とか、その言葉は幸せを呼ぶんだって、だから魔法の言葉。大切な、大切な言葉。





「先生も一緒に言うから。いい?せーのっ!」




「............ごめんなさい」





蚊の鳴くような僕の声を包み込むユノ先生の声。



すると、あの子の涙が少しづつ、少しづつ消えていく。




僕とユノ先生の魔法は届いたみたいだ。



「偉い、偉い、ちゃんと言えたね!」



って言いながら、ユノ先生はとっても優しい顔して、くしゃくしゃって僕の頭を撫でてくれた。



そんな優しいユノ先生に僕は昨日、「嫌い」なんて嘘をついた。このままじゃダメだ。





魔法の言葉を言わないと.......。




男なら言わないと........。




ユノ先生が僕の元を去ってく前に言わないと..........。






だから僕は、ピンクのエプロンの端っこをぎゅっと掴んでユノ先生を捕まえた。



「ん?」



「...........ユノ先生、昨日は嫌いって言ってごめんなさい」




すると、がばって大きな手が伸びてきて、ユノ先生が僕を捕まえた。気づいたら、むぎゅむぎゅって抱っこされてて、ユノ先生は背が高いから、僕の足はぶらぶらって宙を舞い。




「チャンミ〜〜ンっ、かわいい〜〜っ」




なんて言うから、僕は、好きって気持ちが溢れて止まらなくなった。


溢れ過ぎて苦しくて涙が出て。でも、口元なんか緩みっぱなし。


僕は泣きながら笑って、ユノ先生に抱き締められてる。


こんな僕を見て、周りの友達は引いてるかもしれない。でも、どうせ引かれるなら中途半端よりもドン引きして欲しい。溢れちゃった僕を見ればいい。




だから僕は決めた。




ぶらぶらしてる足に力を入れて、先生の腰に回して、


耳元で「ユノ」
って名前を呼んだ。敢えて先生をつけなかった。だって、一度、名前で呼んでみたかったから。



そしてありったけの好きって気持ちを込めてユノ先生のおっぱいを揉んだ。





「チャ、チャ、チャ、チャンミ〜ンっ!!!」





チャを3回余計に言ったユノ先生がやっぱり僕は、大好きだ。















チャンミンが暴走........。後篇へ続きます。
では、また明日m(_ _)m


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【2015/11/17 21:00】 | いちご組 シム チャンミン | Comment(10) |
《ほみんほ友の会萌え萌え企画》お知らせ
《ほみんほ友の会萌え萌え企画》お知らせ



お久しぶりです。サスムです。北風が勢力を増し日々寒くなる中、ユノの入隊に続き、チャンミンの入隊も迫り、冷たい風が身に染みる今日この頃。ホミンホを愛してやまない読者の皆様にHOTな企画があります♡



『ほみんほ友の会萌え萌え企画』



ホミンホの小説を書いていらっしゃるブロガー様が、《テーマ沿ったストーリーを書いてチャンミンの入隊日間近にUPしましょ〜*\(^o^)/*》ということで、集結しました♡




早速ですが、参加しているブロガー様をご紹介致します。(作者様名あいうえお順とさせて頂いております。 又、ブロガー様名をポチッとすると、リンク先へ飛べます)





Withlove...TVXQ
あゆ様





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にらい様





tottokoSPACE
はむ太郎様




LoveBomb
雪逢様










こんな素敵な企画に大好きなブロガー様が「楽しもう〜っ*\(^o^)/*」って誘って下さり、Special過ぎる方々に恐縮しつつも、お言葉に甘えて参加することにしました。誘ってくれてありがとう!


☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆



詳細ですが、11月17日に企画参加者様のBlogにて、お話がUPされます。時間等はそれぞれのブロガー様の告知にてご確認下さい。


今回、なまらMEN恋は、前後篇で2日間のUPとなります。



11月17日 (火) PM 9:00 前篇

11月18日 (水) PM 9:00 後篇



最後に、ご訪問下さり有り難うございます。
この企画で、ほっこりして頂けたら嬉しいです。



では、17日に♡ We are T





サスム&ホランイ


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【2015/11/11 12:00】 | 雑記 | Comment(15) |
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