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(チャミペン)サスム&(ユノペン)ホランイです。
東方神起ユノとチャンミン2人の応援をしています。

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東方神起サランへ♡2人の妄想小説です。時々、R18有り。
時ヲ止メテ。〜ユノside〜
時ヲ止メテ。〜ユノside〜
ユノ、行ってらっしゃい。
ずっと待ってるよ。
の気持ちを込めて、、、



















目の前を黒い物体がバサバサと落ちて頭が軽くなってゆく。

それは、ユノ ユンホの欠片。

暫くは、さよなら。














「スッキリしちゃったな。
どんな髪型も似合うって、嫌味な奴。」


マネヒョンはわざと明るく振舞って、戯けたようにそう言った。


「これで暫くはユノ ユンホには戻れない。」


俺はパーカーのフードを被って、ポケットに手を突っ込んだ。


「少しぐらい、休めば良かったのに。
本当、お前たちには頭が下がるよ。
こんなギリギリまで仕事だなんて、、、
こんなこと言いたかないけど、会社はお前らにおんぶに抱っこだ。」


俺はバツが悪そうにしているマネヒョンの背中を
ポンと叩いた。


「好きなんだ。仕事が。
俺の夢だし、したくても出来ない辛さも知ってるから。
俺は、できるだけユノ ユンホでいたいんだ。」


そして俺は
行こうか。とマネヒョンを促した。


「今日くらいのんびりしろよ?
まぁ、チャンミナも撮影だから遅くなるけど。」


車のキーをチャラチャラと鳴らしながら歩くマネヒョンの癖。


「分かってるって。
この後、ドンへ達を迎えにいくんだろ?」


「先にお前を家に送るよ。
ドンへ達は夕方になるだろうから。
全く、お前ほどの仕事バカはいないよ。
チャンミナだけだ、
お前についていけんのは。」


「分かってるって。」


「お前らはさ、奇跡だと思う。
そんなの信じてなかったけど、お前らは特別だ。」


「俺たち二人だけじゃないだろ。
マネヒョンも、皆んなで東方神起だ。」


マネヒョンは車に乗り込んで、エンジンをかけた。
そして前を向いたまま、ボソッと呟いた。


「二年間で太るなよ?
お前らにとったら、仕事よりずっと楽だ。
眠る時間も休暇もあるんだから。」


俺は窓の外を眺めながら、ははは、、、と軽く笑った。

入隊前の最後の数時間。

スースーする頭以外に、何も実感が湧かなくて
なんとも変な気持ちだった。












「ユ〜ノ〜♡
坊主頭似合ってんじゃん!
お前もついにお勤めだな。
ま、俺らも行ったけど正直しんどいぞ?」


「そういうこと言うなって、トゥギ。
こいつなら大丈夫だ。楽勝だって。」


「ヒョン達が大丈夫だったんだから、ユノヒョンは余裕だから。」


「ドンへ、お前いい度胸してんな?」


「まぁ、何とかなるだろ。
成人男子の務めだから。行ってくるよ。」





俺の自宅に来てくれたドンへ、トゥギヒョン、イェソ二ヒョン。

母のもてなし料理と酒で、暫しの別れを惜しんでいた。

ヒョン達は既に成人男子の務めを果たし、ドンへはそう遠くない未来に入隊を控えている。

ヒョン達は入隊後の生活とか、休暇とか、いろいろなことを教えてくれた。

皆んながいろいろな想いを抱え、そして旅立ち、帰ってくる。

俺も明日から旅立たなければならない。

それがこの国に生まれてきた男の宿命なのだから。









「、、、チャンミナは任せとけ。大丈夫だから。」


優しい笑顔でそう言ってくれるイェソ二ヒョン。


「でもさ、ビックリしたよな?義務警察とかさ。
あいつ、マジで頭いいんだな。」


料理を頬張りながら話すトゥギヒョン。


「いやいや、それ以上にチャンミナまで年内に行くって、、マジでユノヒョン命だよな、、。
ま、とにかく早く行ってやりなよ。
撮影、早く終わるかもしんないし。
わざわざ俺たちが来た意味なくなるじゃん。」


なんて言いながら寂しそうな顔を見せるドンへ。


「なんか、せっかく来てもらったのに悪い、、。」


「いいって!そのために来たんだから。
今日はダメだろ。一緒にいてやらないと。」


「おし、マネヒョン、車、車‼︎」


「お前らさ、、、人使い荒すぎ。
俺は酒の一滴も飲めないのに、、、」


「またまたぁ、こいつらに一番甘いのマネヒョンでしょ?」


「うるせぇ、、、ホラ、早くいくぞ!」


俺はヒョン達と一緒に、ヒョン達と同じマンション内にあるチャンミナの部屋へと向かった。
















ここは、キチンと片付けられたチャンミナのマンション。


最近は靴くらい揃えるようになったけど、ちょっとだけチャンミナに甘えたくなって、玄関にわざとスニーカーを脱ぎ散らかして部屋にあがった。


暫くはこんな光景見なくなるし、
別に散らかってるのなんて見たくないかもしれないけど、、、
俺らしさみたいなのをちょっとだけ演出した。


そして俺はリビングの大きなソファに座って、なんとなくテレビを付けた。

すると程なくしてチャンミナの帰宅音が聞こえてきて、
思っていたよりずっと早い帰宅に、嬉しいけど、どうしよう、、、とちょっとだけ戸惑った。














事後の甘ったるい時間、
チャンミナは俺の坊主頭を物珍しそうに何度も触ってきた。


「やめてっ。」


俺は頭の上で手をブンブンと振った。


「ユンホは似合うけど、、、僕はどうだろう、、、」


ベッドの上でゴロゴロしながら
深刻な顔をしてそんな事を言うチャンミナ。


「チャンミナは何でも似合うって。」


「う〜ん、、、」


チャンミナは、上目遣いに前髪をツンツンした。


「俺たちが付き合い始めた頃、ベリーショートだったじゃん。
あれ、凄い似合ってた。」


「ですかねぇ、、。」


本当はまた髪を伸ばしたいって言ってたチャンミナ。

今のチャンミナは身体も心も、人生で最高の状態だと本人が語っていた。

それでもチャンミナは、東方神起の早い復活のために、俺の後すぐに入隊という道を選んだ。


「ねぇ、ヒョン?」


「んん?」


「覚えてる?
大分前にさ、夜中に道端でキスしたこと。」


「あ〜、、、うん。」


忘れるわけない。

テレビ番組で一番思い出に残ってるキスだって言っちゃったくらいだし。

俺はあの時のことを思い出して、
なんだか照れ臭くなって
坊主頭をポリポリと掻いた。


「今でもしてくれる?」


思わぬ問いかけに、俺は正直少しだけ戸惑ってしまった。


「え〜〜⁉︎ 外で?」


「うん。もうダメ?やっぱり、、、」


そう問いかけるチャンミナの顔が、なんだかちょっとだけ寂しそうに見えて
今度は慎重に聞き返した。


「、、、したいの?」


「そうじゃなくて、聞いただけ。
今は昔より責任とかあるし、、、
ヒョンは何て答えるのかな?って。」


「どうしたの?急に。」


「ちょっと思い出して。
昔の事とか、いろいろ。」


チャンミナの不安が、じんわりと俺に伝わってきて、俺は正直な気持ちで答えた。


「、、するよ、全然。
チャンミナがしたいなら。」


「本当?
じゃあ、して? 今、ここで。」


チャンミナはベッドからムクッと起き上がり、
俺を試すように正面から見つめてきた。


「、、、ここで?」


「そう。あの時みたいに。」


「、、さっきしてくれたじゃん、俺に。」


二人きりだと、蕩けそうなくらい俺に甘いチャンミナ。

俺はメチャクチャ幸せなはずのに、今はそれが少しだけ苦しい。


「、、、なんだ、気づいてたの?」


驚き混じりの嬉しそうなチャンミナの顔。

俺は胸がシクシクと痛みだした。


「当たり前だろ?」


「、、、なんだ、、、そっか。」


チャンミナはちょっと照れたようにはにかんで、
俺もムクリと身体を起こし、チャンミナの正面に胡座をかいて座った。













「、、寂しいよ。チャンミナ。」


俺は、胸の痛みを吐き出した。


「ごめんね、先に行って。」


「、、、、。」


仕事が好きだし、みんなが好きだし、
チャンミナが好きだから。


だから、、、


「本当は行きたくない。」


それに、本当は怖い。

また、俺たちの周りから皆んないなくなるんじゃないかって、、、

チャンミナも、そんな風に不安に思ってるんじゃないかって、、、


「、、、まぁ、誰だってそうか。あはは、、、」


今更はぐらかそうとはしてみるものの、
そんな事を考えてるから
なんか上手く笑えてない気がした。


「、、、ユンホ。」


「、、、、。」


「いいよ、今聞いてるのは僕だけだから。
言いたいこと言って?
ユンホが、本当に思ってること。」


「、、、、。」


「泣いてもいいよ。
今ここには僕しかいないから。」


「バカ、泣かないよ。カッコ悪い。」


「ヒョンが泣かないと、僕が泣きそうだ。」


そんなことを言うチャンミナの大きな目に
涙がキラリと光った気がして
俺は、無理矢理笑顔を作った。









「、、、チャンミナ。
おかえりは、俺が言うから。」


「、、、、。」


「いってらっしゃいは、チャンミナが笑って言って?」


「、、、、。」




俺はそっとチャンミナにシーツを被せて
それをぎゅっと握りしめた。

あの時みたいに、
あの時のキスみたいに届いてほしい。




「ありがとう。」





俺の本当の気持ち、
ちゃんと受け取ってよ、チャンミナ。


額にも、頰にも、鼻の頭にも、
その全部にキスをして


「ありがとう、チャンミナ。
ずっと俺の側にいてくれて。」


「ヒョン、、、」


「ずっと、お前だけだから。」


「うん。」




想いはちゃんと、言葉にしないとね。




「愛してるよ、チャンミナ。」


「、、、うん。」


「泣くなって、、、」


もう一度唇にキスをして
シーツごとぎゅっとチャンミナを抱きしめた。

エアコンが効き過ぎた室内で、チャンミナの体温がじんわりと温かくて、心地良くて、幸せで、、、

ちょっとだけ、懐かしい歌を思い出した。
















「時ヲ止メテ。」

















こんなこと思うなんて
俺もやっぱり歳をとったのかな?

なんてちょっと考えてたら、
チャンミナが俺の肩に顔を埋めたまま、ボソボソと喋り始めた。


「ごめんね、ヒョン。
一言だけ言わせて?」


「ん?」


「行かないで。
僕を置いていかないで。
ずっと、側にいたい。
愛してるから。
離れたくないから。
嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、、、
本当は、寂しくて死にそうだ。
僕は、もう終わりだ、、。」


そう掠れた声でブツブツ言って、
俺をきつく、きつく抱きしめたチャンミナ。

チャンミナの一言は、全然一言じゃなかったけど、
俺は黙ってそんなチャンミナの背中を優しく摩り続けた。


きっとチャンミナだって、苦しいんだよな?


俺だって気を緩めたら泣いちゃいそうなんだから。




そして暫く俺の肩に顔を埋めていたチャンミナは、
はぁぁぁ、と大きくため息を吐いてパッと顔を上げて


「はぁ、、スッキリした。」


なんて言ってきた。


「なんだ、嘘泣きかよ?」


「違う、ユンホの代わり。
ユンホは泣けないから、だから僕が泣いた。」


そう言ったチャンミナの目は、
真っ赤だった。


「チャンミナ、、ありがとう。」


「ユンホ、浮気したら許さないから。」


「え?この雰囲気からいきなりそれ?
なんで?俺は許すよ。
チャンミナに許せないことなんて何もないから。」


「僕は許せない。
僕だけのユンホだから。
だから、しないって約束して?」


お前がいるのに
浮気なんて、ありえないっつーの。

なんて、バカバカしいとは思いつつ、
ここは一つヒョンらしく、なんでもチャンミナの言うことを聞いてやることにした。


「分かった。約束する!」


俺は勢いよく小指を立てた。


「違う。
これは誓いのキスじゃないと。」


そして今度は、チャンミナから熱いキスを貰った。


約束。


ずっとお前と。


ずっと、ずっと、、、




















翌日。
俺の入隊する日がやってきた。


チャンミナは、ドラマの撮影があるから、
俺よりも先に部屋を出ることになった。


「ヒョン、行ってらっしゃい。
僕も、行ってきます。」


「うん、行ってらっしゃい。
チャンミナ、後はよろしくな?
頑張れよ。
俺も、行ってきます。」


チャンミナは笑顔でドアを開けて外に出た。


徐々に閉まってゆく扉の向こうに
チャンミナの大きな目が優しく笑っていて


ドアが閉まる直前、俺は思わず叫んだ。




「ウィーーアーー⁉︎」




するとチャンミナは慌てて締まりそうなドアを開けて、二人で一緒に




「T!!!」




って叫んだ。
ちゃんと手もTにして。


そして二人で思わず爆笑して、
パチンと高くハイタッチした。


「じゃ、ヒョン、また。」


「おう。またな!」




そして最後に
チャンミナは最高の笑顔を見せてくれた。







良かった。
これで俺も歩いて行ける。







少しだけだから。
これは未来に繋がる
ほんの少しだけのサヨナラだから。



お前とまた歩き出す為に。



そうだろ?チャンミナ。















俺たちは、ずっと東方神起だ。
















































こんにちは、ホランイです♡
ユノ、いってらっしゃいSSお付き合いいただきありがとうございました。

リアル情報がどんどん上がってきて、急遽書き換えました。
多少仕上がりが荒くなりましたが、お許しください。
なるべくリアルに添いたかったので。

今日が一番寂しい日ですね。
でも明日になれば会える日が一日近づいてる。
明後日になれば、さらに一日。
休暇に久々に再会するホミンを想像して、耐える事にします。
ユノの入隊姿、とても凛々しくて素敵でしたね。
世界中の女子をこんなに悲しませるなんて、、、
なんて罪な男たちでしょうね♡




さて、私はまた蓮華の池に戻ります。
ここ暫く不在にしちゃったんで、蓮華のホミンちゃんたちが困ってるはず。笑
あと、、、半分くらいかな?
今は皆さん悲しい話は読みたくないと思うので、丁度いいのかもしれません。
ゆっくり書こうと思います。
もう暫くお待ちくださいね。
一週間お付き合いいただき、ありがとうございました。

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【2015/07/21 17:00】 | SS | Comment(27) |
時ヲ止メテ。〜ユノ、いってらっしゃいSS〜
時ヲ止メテ。〜ユノ、いってらっしゃいSS〜
ユノ、いってらっしゃいの気持ちを込めて。
ミンsideです。































あの時の僕らは
傷ついて、ボロボロだった。


世間が怖いって、本気で思い知らされていた。


いろんな部分が普通じゃなくなってしまった自分が、怖くて、怖くて、堪らなくて、
何もかも投げ出して、逃げたくなった。


いい意味での特別は、あっと言う間に手のひらを返して、悪い特別にすり替わって


僕たちは許されない。


また傷つけられる。


何も悪くないのに、世間は僕らを追い詰めていった。


僕を。


そして貴方を、、。











「、、、迎えに来て。」


チェジュ島から久しぶりにソウルに戻っていた僕は、キュヒョンと二人で浴びるほど酒を飲んだ。


「どうした?
、、、酔っ払ってるの?」


僕の心と身体は、限界なんてとっくに超えてて
もう何もかもを忘れたくて
僕は酷く飲んで、酔っ払っていた。


「、、、迎えに来て。」


「、、直ぐに行く。場所は?」


「いつもの◯◯の前。」


「分かった。ちゃんと顔隠して店の中にいろよ?直ぐ行くから。」









途切れた通話音を聞きながら、目の前の滲んだネオンをボーッと眺めていた。

店の前の石段に足を投げ出して座っていた僕は、雨かと思って、手のひらを出して雨粒を待った。

でも一向に濡れる気配はなくて
雨なんて降っていないと気付いた。

自分の涙だって気付くのに、
少しだけ時間がかかった。











「チャンミナ!」


目の前に止まった見覚えのある車から、ヒョンが降りてきた。


「帰ろう?」


儚げに小さく笑ったヒョンから温かい手が伸びてきて、僕の手をそっと包んだ。

僕はその温もりに包まれながら、貴方の言葉を拒否した。


「帰りたくない。」


「、、どうした?歩けない?」


「何で帰らなきゃいけないの?」


「ここは人に見られるから、、、」


「ヒョンは、明日も仕事なんてないでしょ?飲もうよ。」


「お前は撮影があるだろ?」


「誰も見ないよ。僕のドラマなんて。」


「そんなことないよ。
さ、帰ろう?チャンミナ、、、」


優しく僕の肘を掴んで立ち上がらせようとするヒョンの手を、僕は気怠げに振り解いた。


「なんでボソボソ喋るの?
ちゃんと喋ってよ、聞こえない。」


「、、、お前一人か?
キュヒョンは?一緒だったんだろ?」


「帰った。」


「、、、喧嘩でもした?」


「違う。僕が帰れって言ったから。」


「そうか、、。
とにかくチャンミナ、帰ろう?」


「帰りたかったら、一人で帰って。」


「チャンミナと一緒に帰るよ。」


「僕は帰らない。」


「どうして?
俺はお前を迎えにきたんだ。帰ろう?」


「ヒョンはこれでいいの?」


「何?」


「だって僕らは何も悪くないのに、、、
こんなのメチャクチャじゃないか。」


「チャンミナ、、、」


「もう何もかも終わりにしたい。
東方神起も。ヒョンとのことも。」


「、、、。」


「もう普通に戻りたいんだ。」


「、、、家でゆっくり話そう?」


「あそこにはもう帰りたくない。
頭がおかしくなりそうになるから。」


「分かった。
じゃ、とにかく車に乗ろう?」


「ヒョン。」


「ん?」


僕は、僕の肘を掴んだヒョンの手にそっと手を重ねた。


「キスして。」


「え?」


「今直ぐ、ここでキスして。」


「、、、。」


「ねぇ、早く。」


「、、、。」


「できないでしょ?
僕らが男同士だから。
東方神起だから、、、」


「チャンミナ、、。」


「分かった?
これが、僕らの限界。
きっと誰も許してなんてくれない。」


「、、、。」


「僕らには、幸せな未来なんてない。」


「、、、。」


僕は吐き捨てるように言って
目の前にある、しゃがんだヒョンの顔から目をそらした。

ヒョンの顔が滲んで見えて
まるでヒョンまで泣いてるみたいで辛かったから。

僕の中には絶望しかなくて、視線の先にあるヒョンの汚れた靴すら悲しく思えて
ヒョンも凄く苦しいのに、僕はその苦しさをヒョンにぶつけた。


「もう、終わりにしよう。」


僕がそう言うと
突然ふんわりと何かを被せられて、
涙じゃない何かに視線を遮られた。

ふと暗転した視界の先を見上げると、滲んだヒョンの顔が凄く近くにあって、
ヒョンの大きな手が僕に被せたパーカーのフードをぎゅっと握りしめていた。

その手は微かに震えていて、頬にヒョンの手の温度がじんわりと伝わってきた。

キラキラと光るヒョンの黒い瞳がどんどん近づいてきて

ゆっくりと閉じてゆくヒョンの瞳に
僕は吸い込まれるようにそっと目を閉じた。

唇に触れた柔かな感触のそれは
とても温かくて、優しくて、



この人を離したくない。
と心から思った。



















時ヲ止メテ、、、














そう思った瞬間
また幾筋かの涙が僕の頬を伝っていった。

















ドラマの撮影を終えて深夜に帰宅すると、
玄関には薄汚れたスニーカーが転がっていた。

スニーカーをキチンと揃えて奥に進むと、少し暗めのリビングに
動物のドキュメンタリー番組が映し出されていた。


「ヒョン。ただいま。」


「おかえり〜。」


いつも通りのヒョンの声。


それなのに感じた
なんとも言えない違和感。

朝から分かってはいたけれど、
知らないふりをして、そのままバスルームへと直行した。

シャワーを浴びてスッキリとした後は、酒しか入ってないバカでかい冷蔵庫からキンキンに冷えたビールを取り出した。

プルタブを開けて一口飲み込んで喉を潤し
ヒョンの隣に浅く腰掛けた。

ヒョンは家の中なのにフードを被っていて
フードから、綺麗な鼻先だけが顔を出していた。

僕はヒョンの目の前にビールを差し出し


「飲む?」


って聞いたら


「うん。」


とヒョンは答えた。

それから暫く二人でボーッとテレビを見ながら飲んで、
僕の前には三本の空き缶がならんだ。

ヒョンは相変わらず僕が渡したビールをチビチビと飲んでいて
僕はそれをヒョンから取り上げて、ヒョンの膝に跨って座った。


「ヒョン。」


「、、テレビが見えないだろ。」


「ユンホ。」


「、、、何?」


「僕を見て。」


「、、、。」


フードを深く被って視線をそらすヒョン。

僕はヒョンのフードをぎゅっと握りしめて
形のいい額にそっとキスした。


「大丈夫。絶対にカッコイイから。」


「、、、、。」


「ユンホは世界一かっこいいよ。」


「、、、あんまり誉めないで。
余計見せにくい。」


「本当だよ。
好き過ぎて、僕は毎日困ってる。」


「、、、嫌いにならない?」


「なるわけない。」


「、、似合ってなくても?」


「ユンホ。愛してるから。」


「、、、、。」


ヒョンはフードに手をかけて
そっとフードを下ろした。

そして恥ずかしそうに頭をぽりぽりと掻いて


「あんまりジロジロ見んなよ。」


なんて言いながら、子供みたいに口を尖らせて僕を見上げた。


「うん。やっぱりかっこいい。」


今まで見たことがないほど短く刈り込まれたヒョンの髪の毛。

綺麗な頭の形が強調されて、小さな顔がさらにとんでもなく小さく見えた。



ヒョンは、旅立つ準備をしてきた。








「あ〜〜、恥ずかしい。」


なんて言いながら、すぐにまたフードを被ったヒョン。


「本当に、ユンホは何してもかっこいい。
全部かっこいいよ。
かっこよくないところなんて、一つもない。」


「やめろって。本当に恥ずかしいから。」


僕はヒョンのフードにそっと手を忍び込ませ、それに触れた。

少しチクチクして、でも気持ち良かった。


「僕だけにして。ここに触るの。」


「誰も触んないでしょ、こんなの。」


「ユンホは分かってない。」


「何が?」


「ユンホがどれだけかっこいいか。
どれだけみんなに愛されてるか。」


「、、、、。」


「僕がどれほどユンホを愛しているか。」


「、、、、。」


僕は、ヒョンのフードを握りしめて
ヒョンの唇にキスした。

あの時、ヒョンがしてくれたみたいに
温かくて、優しいキスをあげたくて。

大好きな貴方の全てを包み込むような、
そんなキスをあげたくて、、、







その綺麗な瞳も、唇も、手も、身体も、
綺麗すぎるその心も、、、







全部僕だけのものだ。







この人と離れるなんて
死んでも嫌だと思った。










だからお願い、、、















時ヲ止メテ。















ああ、心が破けそうだ。


貴方が好きです。


今も苦しくて堪らないんだ。


離れないよ、ずっと。


僕も直ぐに行くから。


貴方の隣に、僕はずっと居続ける。














僕たちは、ずっと東方神起だ。


























こんにちは、ホランイです♡

TAXIでユノが語った、一番思い出に残っているキス。
「ヘベレケだった。」と即座に反応するミンを見て、私の頭の中ではこんな風に理解されました。
本気で腐っててすみません。
ずっと書きたかったんです、このエピソード。
やっと消化できました。
お付き合いいただき、ありがとうございました♡

笑ってユノを送り出したいので、明日もう一話UPします。
このお話のユノsideです。
よろしければお付き合い下さい。

では、また明日。


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【2015/07/20 17:00】 | SS | Comment(16) |
イケメン。〜わっしょい、最終話〜
イケメン。〜わっしょい、最終話〜
最終話です。
短いですが、性的な表現を含みますので、R18とさせていただきます。
大丈夫な方のみ先へお進みください。























「ちょっと!いきなり何すんですか⁉︎」


青年は真っ赤な顔でイケメンを突き飛ばした。


「、、、何って、キスだろ?」


イケメンの目は真剣そのものだった。


「バ、バ、バッカじゃねぇすか⁉︎
なんで僕に、、、」


「いいって言っただろ?」


「そ、そんなこと言ってな、、、んっ、んん!」


青年は肩を強く壁に押し付けられ、今度はキツく唇を吸われた。

目の前に綺麗なイケメンの顔があって、しかもちゃんと目は閉じられていて、、、
強い力で押さえこむくせに、唇はやけに柔らかくて生々しい。

ヌルヌルと入り込んできた舌が青年の口内を這い回り、青年の気力を根刮ぎ奪おうとしていた。


イケメンの巧みな口付けに青年の足はガクガクと震え、徐々に力が抜けていく。

それでも青年は、壁をズリ落ちながら精一杯の強がりを見せた。


「ん、、あ、、もう止めろって、、、」


そんなセリフを吐きながら、弱々しくイケメンの胸を押して抵抗をみせる青年。

イケメンはそっと唇を離し、優しく囁いた。


「分かった?
チャンミナは、もう俺のだから。」


そして青年の顎を掴み、首を傾げてさらに深く口付けた。



「ん、、、んんっ、、、あっ、、、ん、、、」


青年はイケメンに抱えられるようにして熱いキスを受け、休憩の終わりを告げる笛の音が聞こえてくるまで夢中で唇を貪りあった。








「チャンミナ?悪い虫がいっぱいいるから、俺から絶対に離れちゃ駄目だからね?」


イケメンはニッコリと笑って青年の唇を拭い、


「行こうか?」


と肩を組んで颯爽と歩き出し、青年は足を縺れさせながら、フラフラとイケメンに従って歩き出した。












「皆さん、今日は一日お疲れ様でした!
また明日もあるから、くれぐれも飲みすぎないようにお願いします‼︎
では、カンパーイ!!!」


祭の後、酒好きな連中が残って、貸切の居酒屋で酒盛りが始まった。

青年は酒が大好きだが、それ以上にイケメンの側にいたくてコッソリと中に紛れ込んでいた。


青年は、あっと言う間に缶ビールを三本ほど空け、今度は焼酎に手を伸ばした。

アタリメ片手に焼酎を飲んで、大好きなイケメンの褌姿を愛でる、、、青年にとって、それはまさに至福の一時であった。

ビール片手に仲間と笑いあうイケメン、、、あのセクシーな唇であんなエッチなキスをするなんて、、、

青年は気を許すとすぐにニヤける顔を必死でセーブしていた。


「ねぇ、抜け出さない?」


「え?」


青年がニヤニヤとイケメンウォッチングをしていると、先程の美女に突然声をかけられた。


「二人で飲もうよ。いいお店知ってるから。」


酒のせいかトロンとした誘うような目をした美女。

いつもなら二つ返事でOKの後、ラブホへ直行という流れなのだが、今回ばかりはそんな誘いも迷惑でしかなかった。


…このヤリマンめ、、、ユンホさんに見られたらどうすんだよ!…

青年は苦々しい顔をして適当に答えた。


「あの、恋人がいるんで、、、」


「うふ♡私もいるよ?
何?そんなこと気にしてるの?」


美女は青年の腕に擦り寄って肩にもたれてきた。


「いや、あの、ちょっと、、、」


青年がドギマギとして困っていると、そんな二人に気づいたイケメンがドカドカと歩み寄ってきて二人を引き離し、美女に向って言った。


「あのさ、チャンミナは俺のだから。
手ぇ出すなよ?分かった?」


イケメンは堂々と青年と手を繋ぎ、「ね?」と少し照れたような笑顔で青年に笑いかける。






きゅきゅきゅきゅ〜〜〜〜ん♡







もう青年は頭のテッペンから蕩けてしまいそうで、無言のままイケメンの手を強く握り、コクコクと何度も頷いた。

そんな二人を見た美女は、汚ないものを見るような目で二人を交互に見比べて、フン!と鼻息を荒くして姿を消したが、二人にはそんなものはもう眼中になかった。


「ちゃんと側にいてって言ったでしょ?」


ハニカムような笑顔でそんなクサイセリフを言うイケメンに青年は完全にノックアウト。

ヒューヒューと周りに冷やかされても、青年は大人しくペッタリとイケメンに引っ付いて座った。

しかも青年はなぜか見事なお姉さん座りをして、むき出しの太腿をイケメンにスリスリと好き放題に撫でられていた。


青年の心は、既に恋する乙女であった。











酒はドンドン進み、殆どの者がヘベレケの状態。
青年も浴びるほどに酒を飲み、ぐったりとイケメンに寄りかかっていた。

そんな青年を覗き込むようにしてイケメンは声を掛けた。


「チャンミナ、大丈夫?」


「、、、はいぃ。」


「お酒、好きなんだね。」


「、、、はいぃ。」


「祭、楽しかった?」


「、、、はいぃ。」


「俺と、付き合ってくれる?」


「、、、はいぃ。」


青年は朦朧とした意識の中で、無意識に返事をしていた。


「チャンミナ?」


「、、、はいぃ。」


「俺のこと好きか?」


「、、、はいぃ。」


「お前のこと、、抱いてもいいか?」


「、、、はいぃ、、、え?」


青年もさすがにビックリしてイケメンの肩に乗せた頭を上げて振り返ると、イケメンの潤んだ瞳と目が合って、暫く二人で見つめ合った。

二人には、もうお互いしか見えない。

どちらからともなくふらりと立ち上がり、手を繋いで店を後にした。

イケメンは、ふらつく青年をしっかりと抱きしめながら、夜道を迷うことなく自宅へ向って歩いて行った。




















「、、はっ、、あ!、、、あぁ、、もう、ムリっ、、!!」


枕に顔を擦り付けて、涙を流す青年。



「ごめんね?今指三本入ったよ?
俺のちょっとデカイから、、、あと少しだけ我慢して?」


イケメンは青年のナニを容赦なく扱きながら、ヌルヌルの指で青年の中を何度も擦るように出し入れを繰り返した。


「あっ、あっ、ああっ!やだ、、、もうやだ、、、」


AV女優のような声を出して悶える青年を見て、イケメンも限界ギリギリの状態だった。


「あぁ、、、チャンミナ、可愛い、、、どうしよう、、、もう挿れていい?我慢できないよ、、」



アンアン鳴きながら、何度も枕に頭を擦り付けて頷く青年。

イケメンは、手際よくゴムを装着して青年を後ろから一気に突き刺した。



「あっ!ああああぁぁぁぁっっ!!」


悲鳴のような声を上げ、ブルブルと震える青年の細い腰を掴み、イケメンはいきなり高速でピストン運動を開始した。


「あ〜〜、、これやべえ、、、スッゲェ気持ちいいよ、チャンミナ、、、」


イケメンは、腰を強く振って容赦なく前立腺をガツガツと刺激し続けた。

青年は壊れたスピーカーのように奇声を上げ、締まりのない口からはヨダレが垂れ流し状態だった。

イケメンは、やっぱり腹巻きだけは脱がせてはくれなくて、青年はミニスカのままバックで犯されている気分で、、、今まで感じたことのない快感に身を任せ、とことんまで堕ちていった。


「何回でもイケよ、、。俺の、んっ、、気持ちいいだろ?」


「あ、、あっ、、あっ、、、き、気持ちいい、、、」


その晩、青年は腹巻きを脱がされることなく何度も絶頂を迎えた。











翌朝、、、
青年は、ガサゴソと聞こえてくる微かな物音に目を覚ました。

うっすらと目を開けると、褌に半纏姿でバリっときめたイケメンの後ろ姿があった。

イケメンのプリっと引き締まった尻は、今日も最高のコンディションだった。

青年は恥ずかしそうに布団を鼻まで被って声を掛けた。


「、、、ユンホさん。」


するとイケメンは最高の笑顔で振り返った。


「おはよう。
ごめん、起こしちゃったな?
ゆっくり寝てろ。
俺はまた、神輿を担いでくる。」


すると青年は寂しげな顔を見せた。


「、、、僕も行きたい、、、」


イケメンは膝を折って青年に近づき、くしゃりと青年の頭を撫でた。


「バカ、無理すんなって、、。」


そして青年の耳元でそっと囁いた。


「帰ってきたら、、また、、、ね?」


すると青年は真っ赤になって布団を頭から被り、「バカ!」と毒づいた。
イケメンはハハハ、、、と爽やかに笑った。


「行ってくる。」


と半纏の襟を正してイケメンは立ち上がり、
青年は布団からそっとイケメンを盗み見てボソッと一言


「行ってらっしゃい。」


と小さく呟いた。






わっしょい!
わっしょい!
わっしょい、、、!!






青年は布団の中で、遠くに聞こえる祭の音に耳を澄ませた。
イケメンの匂いのする布団に包まれながら、、、

















おしまい♡
















夢茶さん!センイルチュッカハムニダ❤️

〜拍手コメ返〜
隊長♡
はい。計算高いヨジャは早急に処分しました!(`_´)ゞ







五日間お付き合いいただき、ありがとうございました!
沢山コメ、拍手をいただけて嬉しかったです♡

明日、ユノいってらっしゃいSSを上げます。
リアルホミンです。
前から書きたかったエピソードをやっと書きました。
こんなお話の後ですが、心を込めて書きました。
あ、いつもどのお話にも心は込めてますが、特に。
リアルはやっぱり特別だと思うので。

もしよろしければ、読んでいただけたら嬉しいです。

ではまた明日♡

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【2015/07/19 17:00】 | イケメン。 | Comment(19) |
イケメン。〜わっしょい、その4〜
イケメン。〜わっしょい、その4〜







わっしょい!
わっしょい!
わっしょい、、、!!




キラキラと飛び散る汗と怒号のような掛け声が飛び交う中、青年の担いでいる神輿は牛歩というに相応しい速度で町中を練り歩いていた。

酒と汗の匂いが混ざり合った強い男臭漂う中、青年はまだ神輿を担ぎ始めたばかりだと言うのにその背の高さが災いしてか既に肩は火のように熱く、その痛みに根を上げそうになっていた。

すると威勢よく笛を吹き鳴らして神輿を煽っていたイケメンが、青年の元に駆け寄り、神輿を支えるように手をついて話かけた。


「チャンミナ、大丈夫⁉︎」


「は、はい、、!」


青年は全く大丈夫ではなかったが、イケメンにそんな情けない男とは思われたくなかったのか、無理矢理声を張り上げて強がりを見せた。

イケメンはそんな青年の姿を見てニヤリと笑い、青年の髪を乱暴にくしゃりと混ぜて、また威勢よく笛を吹き鳴らしながら神輿の先頭へと戻っていった。





きゅんきゅん♡





青年の中の虫はよく鳴く虫で、青年はイケメンに撫でられた髪を自身でぐしゃぐしゃとかき混ぜてなんとか気を紛らわそうとした。

威勢よく笛を吹き鳴らして神輿を誘導するイケメンの姿を、青年は目に入る汗を拭う振りをしてチラチラと何度も盗み見ていた。







『皆さんお疲れ様でした!
これで午前の部は終了です。また一時からスタートするのでよろしくお願いします。
では解散!!』

午前の部の終了後、配られたビール片手に拡声器で威勢よく話したのは、若いながらに若睦の責任者であるイケメンだった。


午後の部が始まるまでの数時間、一旦家に戻る者とその場に残って酒盛りする者がいて、
祭の会に知り合いがいるわけでもない青年は、一旦家に帰って昼飯を食べてこようとその場を立ち去ろうとした。

すると後ろからイケメンに声をかけられた。


「チャンミナ!お昼ごはんの予定は?
特になければ一緒に食べよう!」


「えっ、、あ、はい、、」


青年は、イケメンからの嬉しい誘いに、自然と綻ぶ顔を隠そうと半纏の袖口で口元を拭う振りをした。


「上手い蕎麦屋があるんだ。あ、そこは蕎麦屋だけどカツ丼がすごい美味くて、、、」


青年はニヤつく顔をギリギリ制御しながらも、イケメンに促されるまま蕎麦屋へと歩き出そうとした。

すると、甲高い声がすぐ後ろから聞こえてきた。


「ユンホさん!お昼ごはん一緒に行っていい?
どうせいつものお蕎麦屋さんに行くんでしょ?」


青年はその甲高い声が聞こえた瞬間、胸がザラリとして振り返りたくない衝動に駆られた。

青年が渋々振り返ればそこには粋にサラリと半纏を着こなす綺麗な女の人がいた。

その人はとても美人でこの神輿を担ぐ数十人の中でも特に目立っていた女性であった。

いつもの青年ならウキウキしてしまいそうなこのお誘いが、今は残念でならなかった。


「あ〜、うん。いいよ。ねっ、チャンミナ?」


「あ!そうだ。僕、ウッカリしてました。
今日宅配便を時間指定で受け取らなきゃいけなくて、、、やっぱり一度家に帰ります。
昼飯はお二人で行ってください。じゃあ、、、」


あっさりと女を受け入れたイケメンのセリフに胸が痛んで、青年は逃げるようにその場を離れた。


…僕はバカだ、バカ、バカ、バカ、、、
僕は本当にどうかしている、、。…


青年はアパートまで全力疾走で帰り、カップ焼きそばの袋を乱暴に開け、
そして湯を注ぐ瞬間にハッと我に返った。


…ソース、何で先に入れてんだよ、、、…

もともと失せかけていた食欲はついに完全に無くなり、ソースの入ったカップ焼きそばをゴミ箱の中へ手荒く投げ捨てた。


…午後、行くの止めようか、、、…

そんなことを思いつつも、青年は祭衣装のままテレビの前に座り、ポチポチとテレビのリモコンをいじっていた。













わっしょい、
わっしょい、
わっしょい、、、



…僕は全くどうしようもないバカだ。…

青年は、祭りの午後の部にも顔を出していた。
止せばいいのに目はイケメンの姿を勝手に探し、
結局はあの美人とイチャイチャと戯れる姿を見つけて大きくため息をついた。



…祭りなんて早く終わってしまえ…

今の青年は日本一テンションの低い神輿の担ぎ手に違いなかった。

ただ闇雲に神輿を担いで、頭の中は訳の分からぬイライラに支配されて、、。

一歩下がって冷静に自分を見れば、裸のような格好をした自分がヌルヌルと汗ばんだ男たちに挟まれて、耳元には男の酒臭い息をかけられて、まさにこの世の生き地獄であった。

しかもいつのまにやらミニスカートの役割を担っていた腹巻も上にずり上がり、尻は丸出し。

背の高さが災いして少し折り曲がって突き出た尻に、見知らぬ男のナニをぎゅうぎゅうと押し付けられていた。


…僕が何故こんな目に、、、…

吐き気をもよおしそうなほどの不快感に青年の目はうつろになり、何やら視界が霞んできた。

と、その時、青年の後ろに無理矢理ぎゅうぎゅうと入り込んできた男がいた。



「チャンミナ!大丈夫?!」


イケメンであった。

イケメンは青年の腹巻をぐっと下げ、またミニスカスタイルを復活させた。

イケメンからは何故かふんわりと甘い香りが漂い、引き締まったその身体が青年のそれにぎゅうぎゅうと密着した。

その興奮と恥ずかしさに耐えられなくなった青年は、思わず神輿から逃げ出した。

そして青年は、神輿の後ろからトボトボと付いていくしかなかった。

そんな青年の様子を心配そうに見つめるイケメン、、。

すると青年は先程イケメンと食事に行ったはずの美女に声をかけられた。


「大丈夫?」


「ああ、、、はい。」


青年はこの美女を見ただけでなんだか胸が痛くなって、なるべく目を合わさないように俯いた。


「これ、ビール。いける口?」


この美女は、飲みかけの真っ赤な口紅がベッタリとついたビールを差し出してきた。


「あ〜、、、はい。どうも、、、」


青年は一瞬躊躇ったが、自暴自棄な状態であったため、美女から受け取ったビールをグビリと一口飲んだ。

するとその美女がポツリと一言漏らした。


「一緒にお昼御飯食べたかったな、、、」


「え?」


思いがけない美女の言葉に、思わず目を上げ視線を合わせた。
美女は意味ありげな目で青年を見つめていた。







ピピーーーーーー!!!


休憩を知らせる笛が鳴り響き、美女は青年にニコリと笑顔を見せた。

青年が思わず呆然と美女の顔を見ていると、美女は青年からビールを取り上げてゴクゴクと勢いよく飲んだ。


「良かったら祭りの後に二人で飲みに行かない?」


美女が小声で話始めた途端、青年は誰かに後ろからグイッと腕を掴まれてあっと言う間に建物の裏手に連れて行かれてしまった。



「ちょっと、チャンミナ!駄目だから!」


青年は建物の隙間の少し奥まった所に背中を押し付けられた。


「はい⁈
てか、なんですか?急にこんな所に、、」


青年を物陰に連れ込んだのはイケメンであった。

イケメンはなんだか少し怒っているみたいで、そんなイケメンの様子に青年も少しイラっとしていた。


「あの子は止めた方がいい!」


「あの子?」


イケメンのセリフに、青年はすぐにピンときた。

あの、美女のことだと、、、


「、、、どうしてです?」


「いや、どうしてって、、、」


「この後飲みに行こうって誘われました。
美人だし、僕は結構好みのタイプですけど。」


するとイケメンは突然バンと壁に手をつき青年の顔を覗き込んだ。

そう、いわゆる壁ドンである。


「駄目だって言ってるでしょ?
何?この真っ赤な口紅、、、」


…やっぱり、ユンホさんはあの子を狙ってるんだ、、、…

青年は伝えられない自分の気持ちが苦しくて、勝手に目に涙が滲んだ。


「そんなの、僕の勝手でしょ?」


青年は吐き捨てるようにそう言って、イケメンを押しのけようとした。

するとイケメンは青年を押し付けながら、その口紅の付いた唇を、不機嫌そうに手でゴシゴシと拭った。


「チャンミナ!いいから聞けって!」


「うるさい!僕に構うな!
とられたくなきゃ、ちゃんと自分で捕まえとけよ!」


するとイケメンは青年の半纏をギュッと掴んで青年に顔を近づけた。


「いいんだな?」


イケメンにギラリと光る強い眼で睨まれて、思わず青年はゴクリと喉を鳴らした。


「、、、勝手にしろよ、、。」


そんな強がった青年の言葉は、あっと言う間にイケメンの唇に飲み込まれてしまった。
















〜拍手コメ返〜
ジ◯イソン様♡
あ〜!お話のギュでしたか‼︎笑
うっかりリアルギュと勘違い、、、
( ;´Д`)ハジュカシイ、、、
わっしょいのギュは面倒くさいことをミンに押し付ける小悪魔ちゃんです。笑
彼女はいそうでいない。
リアルと同じ残念なオタクギュッたん♡


w◯shーmin様♡
いつもコメント有難うございます♡
ねっ、忙しい2人。こんな風に過ごしてたら、、、
ムフフフ♡完全なる私の萌えです♡Sheは名曲ですよね!あの旋律といい、歌詞といい、一番は2人の歌声!!!最高だ!東方神起!





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【2015/07/18 17:00】 | イケメン。 | Comment(8) |
イケメン。〜わっしょい、その3〜
イケメン。〜わっしょい、その3〜








祭の当日。現在の時刻は朝七時五十分。

すでに町内はお囃子の音や浮き足立った人々で賑わいをみせていた。

祭はこれからだというのに既に酔っ払った者がビール片手に騒いでいて、青年は居心地が悪そうに小さくなって町会事務所の前に佇んでいた。

結局十分遅れで登場したイケメンは、半纏に帯を締め、頭には粋に手縫いをキュッと巻き、その姿は正に祭の化身のようであった。

そしてその後ろ姿はやっぱり見事な褌姿で、その凛々しい姿は女でなくとも見惚れる程。

プリッと引き締まったそれは、まさに魅惑の尻と言うに相応しいものであった。





きゅきゅん♡





青年の中の虫はもう遠慮もなくきゅきゅんと鳴き、青年はぎゅっと手にした紙袋を握りしめてぼうっとイケメンに見惚れてしまった。


「ごめんね!遅れちゃった。」


「いえ、、。」


褌姿で白い歯を輝かせるイケメンを正面から見れない青年は、視線を泳がせながらボソリと答えた。











「じゃ、とりあえず全部脱いでくれる?」


「ハイ⁈ 」


これが町会事務所の中に入って開口一番に出た二人の会話であった。


「褌。自分で出来る?」


「いや、、出来ないですけど、、、」


「ね?じゃ、脱いでくれる?」


「いや、、でも、ちょっと、、、」


青年は自分のパステルピンクのシャツのボタンをぎゅっと握りしめ、もじもじと視線を泳がせた。


「アハハ、チャンミナ照れ屋だな。
男同士なのに。
分かった。じゃ、先に腹巻と半纏着て。」


「ハイ、、」


イケメンは、着替えろと言いながらも青年の前で腕を組んで仁王立ちをして、ジッと青年を見つめていた。
青年は、その恥ずかしさに泣きそうになってきて、ボソリと呟くように言った。


「あの、、着替え難いんですけど、、」


「ああ、そう?
じゃ、、後ろ向いてるから。」


イケメンは腕を組んだままクルリと後ろを向き、プリッと引き締まった尻を青年に向けた。


…ゴクリ。…

青年はイケメンの尻を間近に見て、思わず喉を鳴らしてしまった。


…おかしい、、僕は一切男に興味なんてないのに、、、僕は一体どうなってしまったのだろう、、。…

半纏の袖に腕を通しながら、青年はなぜか尻から目が離せなかった。


「あの、これでいいですか?」


青年の言葉に「着れた?」とイケメンは振り返り、目を見開いて二三秒固まった。

そこには半纏を前でぎゅっと握りしめ、頬を染めて恥じらう青年の姿があった。

それは、まさに大和男の子ならぬ大和撫子。

青年は、股間を隠すように着けた腹巻きの下からスラリと長い足を覗かせていて、
イケメンはそんな青年に暫く見惚れた後、ゴホン!と一つ咳払いをした。


「チャンミナ、じゃあ褌付けようか?
これ、跨いで手で持っててくれる?
ナニが溢れないようにシッカリ中に入れて。
たまにOBしてる奴とかいてカッコ悪いからね。」


イケメンは手際よく青年に指示し、後ろに回って尻の部分の褌をクルクルと捻って半纏をさっと捲り上げた。


「あっ、ちょっと!そこは、、、」


「え?」


…ユンホさんにお尻をモロに見られた、、、…

青年は恥ずかしさによるショックのあまり、頭の中が混乱して真っ白になった。


「あの、、ちょっと、、いえ、何でもないです。」


青年はそれ以上は言葉にならず、真っ赤になって俯いた。

青年は、もじもじと挙動不振な動作を繰り返しながら、何度も褌のポジションを直したり、内股で膝をスリスリしたり、、、

そんな可愛らしい青年を見たイケメンは、思わず尻に食い込むほどにぎゅっと褌を掴み上げ、青年の耳元で甘い吐息のような声で囁いた。


「チャンミナ、、俺がしてやろうか?」


「え?ちょっ、ユンホさん、、近っ、、」


イケメンの熱い吐息が耳にかかり、青年は思わず女みたいな声を出してしまった。


『お〜〜い!ユン坊!!早くしろ!』


すると、その第三者の声と共にガラリと音を立てて町会事務所の扉が開き、イケメンはテキパキと何事もなかったように褌を仕上げ、青年は真っ赤な顔を扉と逆の方に向けて素知らぬ振りを決め込んだのであった。











「さ、出来たよチャンミナ。スゲェ似合っててカッコイイ!
、、、でも尻は見られたくないもんな。
腹巻をこうやって尻の下まで下げるんだ。
ほら、これで見えないでしょ?」


…なんだか無茶苦茶短いミニスカートの中にTバックを履いてる気分だな、、、
これはこれでなんだかちょっと、、、…

青年はこのミニスカスタイルもなんだか納得がいかない様子であった。


「あの、、、やっぱり僕だけミニスカートみたいでなんか申し訳ないっていうか、、、」


「いいの、いいの!
俺もチャンミナのお尻は他人には見せたくないし。」


「え?」


申し訳なさげにやんわりと嫌だという意思表示をする青年であったが、
思いもよらぬ自分への好意とも取れるイケメンの発言に、嬉しい戸惑いを隠せない青年であった。










きゅきゅ〜ん♡







もうあからさまに青年の中の虫は大きく鳴き、青年は切なげに胸元の半纏をぎゅっと握った。


「さ、行こうか、チャンミナ。」


青年はイケメンに肩を抱かれながら町会事務所を後にした。

青年のハートはドキドキと早鐘を打ち、恋の始まりを告げていた。

















〜拍手コメ返〜
ジ◯イソン様♡
隊長!これはコメ返できません‼︎笑
しかし、、、ギュ。
彼女できたんですか⁈
え〜〜、、、( ;´Д`)ナンカフクザツ。



ではまた明日。きゅんきゅん♡
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【2015/07/17 17:00】 | イケメン。 | Comment(12) |
イケメン。〜わっしょい、その2〜
イケメン。〜わっしょい、その2〜







「チャンミナ?今大丈夫?」




青年とイケメンが出会ったその日の夜、青年のスマホにイケメンからの着信が入ってきた。


「あ、ユンホさん、、、ですか?」


ただ一度会っただけなのに、わずか数音で通話の相手が分かってしまった青年。
心なしか声のトーンもいつもより高いようだが、その事実に本人は気がついていないようである。


「うん。電話しちゃった。アハハ、、、」


「はぁ、、、あの、時間とかの連絡ですか?」


「あ〜、うん。それもあるけど。」


「はい、何時集合ですか?」


「、、、今忙しい?」


「いや、別に、、、」


「ふ〜ん、、、あ、時間ね、時間は朝九時に町会事務所前に来てくれる?
そこから神酒所まで連れてくから。」


「はい、わかりました。」


…くそ、朝早いな、、、…
青年は心の中でポツリと零しながらも、ハキハキと小気味良い返事を返した。


「あ、あの、半纏の中は普通に鯉口と又引でいいんですよね?」


祭衣装など持っていない青年は、前以てインターネットで下調べをして祭の基本的な衣装をポチッていた。

キュヒョンとかいう友人とは残念ながら身体のサイズが違いすぎて無駄に散財する羽目になってしまったようである。

まぁ、これも女を紹介してもらうため、、と思えば、それは女好きな青年にとって許容範囲であったようだ。

嫌と言いつつも引き受けた事はちゃんとこなす。
そんな青年の真面目な人柄が伺えた。


「ああ、うちは全員褌だから。」


確認程度に気楽に聞いた青年のセリフは、イケメンによってバッサリと切り捨てられた。


「は?」


「ん?キュヒョンに聞いてない?
うちの伝統なんだよね、褌。
やっぱり男は褌でしょ?かっこいいし。」


…キュヒョン、、、…

青年の心の奥底に友人への殺意が芽生えた瞬間だった。


「あの、、僕褌は持ってないんですけど、、」


さすがに受け入れられない祭のルールに、とりあえず抗ってみる青年。


「あ、そうなの?
じゃあ俺の貸すから。俺いっぱいあるし。」


「え⁈ いや、でも、、ちょっと、、、」


…そんなの貸借りするもんじゃないだろ?股間に直接触れるもんだし、、、…

イケメンの親切だか迷惑だか分からない微妙な申し出に、弱々しいが一応拒否らしき単語を並べる青年。


「遠慮はいらないよ?俺とチャンミナの仲だから。」


…赤の他人ですけどね。…

あっけらかんとしたイケメンのセリフに、青年は心の奥底でそう呟くことが精一杯だった。

一向に噛み合いそうもない会話に、青年はついに本音を漏らす決意を固めた。


「あの、やっぱり神輿担ぐの辞めてもいいですか?
僕、褌とか無理なんで。」


「ええ⁈ なんで⁈ 」


「褌とか、僕は嫌なんです。、、恥ずかしいし、向いてない気がして、、」


「、、、恥ずかしから?それが辞めたい理由?」


「ハイ。ぶっちゃけ褌だけは嫌です。」


「、、分かった。俺に任せて!
明後日やっぱり八時に来てくれる?
チャンミナのお尻は俺がなんとかするから。」


「、、、え?」


「うん。大丈夫。絶対見えないようにできるから。安心して。それならいいでしょ?」


「まぁ、見えないなら、、、」


青年の尻を何とかするなどという会話はおかしいとは思いつつ、なんとなくグイグイくるイケメンに押されっぱなしの青年の感覚も少しずつ麻痺し始めていた。


「うん、決まりね!
じゃあ明後日の朝八時に事務所に来て?」


「ハイ、わかりました、、、じゃあ。」


「あ、チャンミナ!」


「ハイ⁈ 」


「、、、付き合ってる人とかいるの?」


「、、、え?」


突然の、しかもまるで恋愛の一場面のようなイケメンのセリフに青年は声を詰まらせた。


「いや、ごめん!なんでもない!
じゃあ明後日ね!お休み!」



ブツッ


ツー、ツー、ツー、、、








きゅん♡





青年の心に住み着いた虫がまた一つきゅんと鳴き、少しだけ心臓の端っこに噛み付いたようで、小さな胸の痛みに訳も分からず戸惑いながら、青年は一方的に切れたスマホを暫くじっと見つめていた。












ではまた明日♡

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【2015/07/16 17:00】 | イケメン。 | Comment(12) |
イケメン。〜わっしょい、その1〜
イケメン。〜わっしょい、その1〜


こんにちは〜♡
皆様お久しぶりです!
ホランイです♡
毎日暑いすが、お元気ですか?
日に日にユノの入隊日が近づいてきて、もう全然落ちつけない私です。
で、久しぶりにお話UPして読者様と一緒に慰めあって乗り越えたい、、、
そんな魂胆で久々のUPです。

このイケメン。
非常にくだらない内容となっております。
中身はスッカスカです。
単に褌姿の二人をいちゃつかせたくて書きました。
なので、
褌萌えるよ!くだらないの好きだよ!
と言って下さる方のみお付き合いください

全5話となっております。
他に何もストックがなくて、、、
本当にすみません。
では、よろしかったらお付き合いくださいませ♡
わっしょ〜〜い!

















祭。

それは魂と肉体の解放と競演であり、
誰にも平等に訪れる神との交信の場でもある。

そしてその祭を彩る花、イケメン。

ここに神の化身とも言うべき雄々しくも美しきイケメンが存在した。

そして、この血湧き肉躍る祭とイケメンに人生を大きく転換させられる男が一人、のこのこと引き寄せられるかのようにある場所を訪れていた。


「すいませ〜ん。」


ここは、とある町の町会事務所。

祭の季節はその町内の祭の準備のための拠点と化すのが恒例であった。

スラリと高い背にアイドル顔負けの美しい顔面の青年が、オドオドとその扉を開いた。

すると、扉の近くにいた暇つぶしに毎日町会事務所に来てる風な初老男性がそれに不躾な対応をしてきた。


「なんだ?偉い綺麗な兄ちゃんだな。」


初老男性は不躾にその美しい若者を頭から足の先までジロジロと視線を這わせた。


「あの、、半纏を借りに、、」


「担げんのか?その細っこいケツで。」


初老男性はケツなどという下品な言葉を発しただけでなく、ニヤリと笑って男の尻をパチンと平手打ちにした。


「ちょっ、止めてください!」

…何て下品なオッさんだ、、、…

と美しい青年は心で毒づきながら眉を顰めた。

青年はすでに友人にした安請け合いに後悔し始めているようであった。


『チャンミナ〜、頼むよ、、、人集めないと地元の先輩うるせ〜からさ。
神輿担いで酒飲むだけだし。この前お前が可愛いって言ってた女紹介するから!な?』

青年は先日の友人のセリフを思い出し、苦々しく思った。

…やっぱり、僕には向いてない。…

これが率直な彼の本音であった。


大学生になってからこの町に引っ越してきた青年は、地元の付き合いなど無いに等しいものであったが、同じアパートに住む同じ大学の友人の頼みで渋々町内の祭に参加する事になった、、という流れのようである。


…てか半纏くらい借りてきてくれよ、、、なんでわざわざ僕が、、、…

内心文句タラタラの青年を他所に、先程のお触りジジイが声を張った。


「おい!ユン坊、若睦の兄ちゃん来てるぞ!」


「あ、ハイ、すんません!」


するとハキハキとした若者らしい声で振り返った若い男が、テンションの低い青年のそばに歩み寄ってきた。


「お!神輿担いでくれんの?」

スラリと高い背に整いすぎた小さな顔。真っ白な歯を見せて爽やかな笑顔を振りまくその男、、、

イケメンであった。



…な、何?この鬼イケメン、、、…

青年はそのイケメンの神々しいほどのイケメンオーラに圧倒されて、アワアワと口籠った。


「あれ、違った?神輿じゃないの?」

イケメンは不思議そうに青年を見つめた。


「あ、いや、、、そうです。
友人に頼まれて、、、キュヒョンて言うんですけど、、、」

青年はドギマギしながら何度も瞬きを繰り返した。


「ああ、キュヒョンか。
あいつ、デートで祭に来れないなんて吐かすから、代わりを連れてくるか、デートを断れって言ったんだ。
ただでさえ担ぎ手がいなくて困ってんのにさ。
とにかく助かったよ。上がって?
今半纏渡すから。」


…は⁈ キュヒョン来ないのかよ⁈…

イケメンの言葉を聞いて、青年は友人の心無い仕打ちに内心怒りを覚えながらも渋々と靴を脱いで畳に上がり、部屋の隅にポツンと立ちつくすことになった。














「はい、これでサイズ大丈夫でしょ?」

イケメンは、白い歯を覗かせて青年に半纏を差し出した。


「はい、、、お借りします。」

青年は渋々と半纏を手に取ろうとすると、イケメンはぎゅっと半纏を掴んで離そうとしなかった。

青年は訝しげに思って、恐る恐る上目遣いにイケメンを見て口を開いた。


「あの、、、離してもらっても、、、」


「あのさ、名前教えて?」


「え? 」


「うん。半纏貸すからさ、キュヒョンの友達でも一応ね。」


「ああ、はい。」


「じゃあ、名前と住所。あと電話番号ね。
ここに入れて。」

イケメンはニッコリと微笑んで、自分のポケットからスマホを取り出した。


…これ、この人のスマホだよな、、?…

青年は少々の疑問を感じたが、イケメンの笑顔に押されて渋々個人情報を入力した。


「うん。ありがとう。
俺はチョン ユンホ。ユノって呼んで。
チャンミナよろしくね。」


「あ、はい。よろしくお願いします。」


イケメンは馴れ馴れしくも初対面の青年をニックネームで呼び、青年はまんざらでもなく照れて耳を赤くしながら頭を下げた。


「じゃ、僕はこれで、、」


「うん。時間とか後で連絡するから。」


「あ、ハイ。失礼します。」


青年が深々と頭を下げて帰ろうとすると、イケメンがチャンミナ!と呼び止めて手を差し出してきた。


「握手。」


「え、、、」


青年は一瞬戸惑ったが、失礼のないようにと割とすぐに手を出して握手を交わした。
するとイケメンの大きな暖かい手の平に包まれた瞬間、、、





きゅん♡





青年の胸の奥底に、きゅんと鳴く厄介な虫が住み着いてしまったようであった。















〜拍手コメ返〜
ジ◯イソン様♡
隊長〜〜〜〜!!
ずっと更新してないのに何度も拍手コメを、、、(T . T)
リアルにウルっときちゃいました。
また内容が隊長らしくて堪らねぇです。
隊長〜〜♡らびゅ〜〜♡♡♡

wish◯min様♡
いつもコメありがとうございます♡
ピミラー!なんて素敵な響き♡
リアル、、、今ちょっと苦しいけど書きどきですよね。
私もそう思って悩んでます。
書けそうなら、、、書いてみようかな。
期待しないでくださいね。笑





夢◯さ〜ん♡
読んでくれたかな?
今更の、秘儀!祭返し‼︎笑

本当、くだらなくてすみません。
m(._.)m

昨夜サスムがスーパーコッソリ短編上げました。
すんごい久々です。笑
凄くいいリアルホミンなので、皆様に読んでいただけたら嬉しいです。

ではまた明日♡

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【2015/07/15 17:00】 | イケメン。 | Comment(10) |
世界に1人だけのヒョン
世界に1人だけのヒョン
ある日のホミンちゃん妄想です。







どうか僕だけに笑って

君の最後になりたいんだ

その場所こそが天国なんだ

世界に1人だけの oh 〜 She 〜 She〜🎶




僕は、よく音楽を聴く。鞄にはいつもiPodとイヤホン。雑音をシャットアウトして、


自分の世界へ。音の世界へ。


特にこんな湿気の多い日はこんな世界がいい。




ドラマの撮影の待ち時間。出演者とたわいのない話をしたりもするけれど、なんだか今日はそんな気にもなれず、僕はiPodを片手に音楽を聴きながら、台本をぼんやりと眺めていた。



そんな僕の耳に届いた「She」



そういえば、、、昔、


2人でリビングのソファに座っていると、ヒョンは歌詞の書かれた紙を見ながらこの曲を口ずさんでて、、、


でも肝心のshe〜🎶の部分が、、、
he〜🎶になってて、、、


僕が読んでた本を閉じ顔を上げると、ヒョンの視線とぶつかった。

その視線がなんだか照れ臭くて、僕が「バカっ/////」って言うと、抱き締められて、


「だってさ、チャンミナはheでしょ?」


ってヒョンは目を細めて笑いながら、僕にキスをしたっけ。



僕はその時の光景を思い出し、ちょっぴりほんわかして、でもなんだか可笑しくって、一人でクスクス笑ってしまった。


僕の記憶にはいつもヒョンがいる。あの日も、あの時も、あの場所も、僕達はいつも一緒だったから。



✳︎



(今日、そっち行っていい?)


今日の疲れをシャワーで洗い流し、リビングに置きっ放しになっていたスマホを見ると、ヒョンからカカオが届いていた。


会いたいって思っていたのは僕だけじゃなかったみたいだ。


(待ってる)





カカオを打ち返して、暫くするとキャップを目深に被り、マスクをしたヒョンが現れた。

ヒョンは顔が小さいからマスクをしているとはっきり表情がわからないけれど、僕の顔を見ると目元が緩んで、

「来ちゃった」

ヒョンの声を聞いて僕も頬が緩んで、

「いらっしゃい」



こんなやり取りも、あと少しで容易く出来なくなる。この国に生まれた僕達の定め。それに僕もそう遠くない日に行くから。


「今日、泊まるでしょ?シャワー使う?」

「うん。チャンミナは?」

「僕はさっき入ったんで、、、」

「そっか」

「後でタオルと着替え持って行くから入ってきたら?」

「あぁ、サンキュ」


ヒョンがバスルームに消えて少ししてから、僕はうちに置いてあるヒョンの着替えとバスタオルを手に持ち、バスルームへと続く洗面所へ行った。


曇りガラスにうっすらと映るヒョンのシルエット、そして、水音に混ざって、あの歌が聞こえてきた。


「以心伝心」だと思った。今日は、僕もあの歌が何故か頭から離れなかったから。



僕は、洗面所の壁に凭れて、ヒョンの歌声に耳を傾けながら瞳を閉じてみた。


ヒョンの歌声が好きだ。話し声も好きだけど、まぁ、結局全部好きなんだけど。


僕はいつでもヒョンを想ってる。遠く離れてもそれは変わらない。だから大丈夫だって、大丈夫だって、何度も自分に言い聞かせる。


なんだか今日は僕が歌いたい気分だった。昔、ヒョンが歌ってくれたみたいに。


あの歌を、、、。


僕はバスルームのヒョンの歌声にハモらせてみた。





どうか僕だけに笑って

君の最後になりたいんだ

その場所こそが天国なんだ

世界に1人だけの oh 〜 he 〜 he〜🎶



oh 〜 he 〜 he〜🎶の部分を口ずさむとバンって突然扉が開いて、泡だらけのヒョンが僕の前に立っていた。


そして泡だらけのまま僕に近づくと、昔、僕が言ったみたいに「バカっ////」って言いながらキスをしてきて、僕の顔にも泡が付いて、


「っちょ、、ヒョンっ、泡、、っ」


って僕が言っても、気にするどころか、ヒョンの口元がふと緩んで、また唇がスローモーションみたいに近づいて、軽く重なって、次は少し深くなって、また浅くなって、、、


結局、僕も泡の事を忘れてキスを味わう。僕だけが味わう事が出来るキスを。


「ユノっ、、んっ、、」


僕は舌先を唇から出してヒョンを誘う。


もっと、もっと僕にキスを。



その舌先をヒョンがチュッと絡め取って吸われて、

気づけば、、、僕は泡だらけのヒョンに手を引かれて、バスルームへ引きずりこまれていた。



浴室のタイルの壁に押し付けられて、僕の頬をまるで宝物みたいに両手で包み込んでキスをするヒョン。

眉根を寄せて息が上がって、甘い吐息を漏らすヒョン。僕もその手に自分の手を重ねて、キスを重ねた。



ヒョンが触れてる部分はどんどん熱くなるのに、それとは対照的に背中に感じるタイルの冷たさが、、、どうしてか?僕の心に冷たい影を落としていく。


あーー、ダメだ。この感じ良くないって、セルフコントロールしないとって思うのに、僕は考えてしまう。



あと何回こうしてキス出来る?とか、、、


あと何回、その手で僕を抱きしめてくれる?とか、、、


あと何回、、、その笑顔を見れる?とか、、、


その日が来るまであと何回、、あと何回、、こうして居られる?って、、、



今、目の前にいてキスしてるのに、、、
僕は、、、僕は、、、今日はダメみたいだ。


「、、、チャンミナ?」


僕がそんな事を考えていたから、絡ませ合ってた僕の舌の動きがなおざりになっていて、それに気がついたがヒョンが心配そうに僕を覗きこみながら、


「どうした?」


って左手で僕の頬を何度も摩る。僕は力なく首を横に降って「なんでもない」ってジェスチャーを送るけど、今度は左手を僕の後頭部に回し、自分に引き寄せて、


「チャンミナ、なんでもなくないでしょ?」


女々しいって思われるのは嫌だから、言いたくないけれど、、、


はぐらかせない空気が僕を包み、ヒョンは次の僕の言葉を待ってるから、ヒョンの肩に顔を乗せて、手をそっと背中に廻して、


「あの、、なんていうか、、」


唯、僕の髪を優しく撫でるヒョンに僕はぽつり、ぽつりと口を開き始める。


「その、、、あと何回、、」


「あと何回、キスとか出来るかな?って考えてて、、、」


「あと何回って、、色々、考えてしまって、、」


「わかってるけど、ダメな時もあって、、、」


「でも、ヒョンを笑顔で送り出したいから、そういうの考えないようにって思うけど、、、、
あーー、何言ってるんだろ?めちゃくちゃですね、僕、、、」


最後は独り言みたいになって、自分でも支離滅裂だなって思うけれど、ヒョンは黙って僕の話に耳を傾けてくれた。


そんなヒョンが、ゆっくり僕の肩を両手で抑えて視線を合わせると、めちゃくちゃ優しい眼差しで、


「俺はチャンミナだし、チャンミナは俺だし、、チャンミナは俺自身だと思ってるし、ずっと、ずっと一緒だろ。身体は遠く離れてても、、、」


ヒョンは自分の心臓と僕の心臓に一度づつ拳を落とし、


「ここは、繋がってるでしょ?」


拳の下の自分の心臓がまるでヒョンの言葉に答えるみたいに、ドクンっと一度跳ねた。


僕が心臓に落とされたヒョンの拳をぎゅっと握ると、ヒョンは目尻に皺を寄せて笑いながら、


「俺、今日は、チャンミナが、数えきれないくらいのキスするからっ、、ね?」


その笑顔に、僕も吊られて笑顔になる。ちょっと照れ笑いも含まれてるけど、



どちらからともなく唇を重ねて、また離して、

僕達はおでこをくっつけてグリグリしながら笑い合った。


そうしていると、ストンって音を立てて、あの詩が僕の心に落ちてくる。そしてあのメロディーが僕達を包んでるみたいに感じた。



ヒョン、僕はその笑顔をずっと、ずっと見ていたい。その場所こそが僕の天国なんだ。


僕をこんな気持ちにさせるのはヒョンしかいない。世界の何処を探しても見当たらない。


ヒョン1人だけ。


僕の自慢のヒョンだから。




今夜は、数えきれないキスをしよう。



そして、その日が来たら、僕は笑顔でヒョンを送り出すよ。


どんな時も僕達は繋がってる。それは揺るがないもの。



帰って来たら、また2人で夢の続きを見よう。あのステージが僕達を待ってるから。













ちょっとしたSSでした。唯、唯、この曲が好きで、2人がこんな風に歌っていたらいいなぁ♡な妄想です。お付き合い有難うございました。「君に逢いたくて」今、ホランイが執筆してます。もう少々お時間を、、、すみませんm(_ _)m 急に暑い日が続いておりますが、体調など崩されませんように。ファイティンです。 鯖男でした( ̄^ ̄)ゞ

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【2015/07/14 23:20】 | SS | Comment(17) |
君に逢いたくて51
君に逢いたくて51








また散々君と愛しあった。



残り少ない蓮華が開くその時分。
夜と朝の丁度隙間に愛しい君の前で跪く。



うっすらと夜空が白み
君の美しい顔がよく見えて
一つ残らず君を記憶した。
私の中から永遠に消えぬ、君の残像を。


これ以上ないほどに激しく波打つ鼓動が
募るばかりの君への想いを私に知らしめる。



ゴホンと一つ咳払いをして
君の両手をそっと握った。




「今からお前にプロポーズをする。」




君と視線の高さを合わせ
瞳をジッと見つめると



「、、プロポーズ?」



と君は不思議そうな顔をした。
その瞳は酷く透明で美しく、そこに私の姿を鮮明に写していた。


私は拳を口に当て、
ゴホンとまた一つ咳払いをして
君の手を握り直す。



「お前への永遠の愛の誓いだ。」










ここが、私の幸せの頂点で
断崖絶壁の最高峰であった。









君は嬉しいとも哀しいともつかぬ、不思議な表情を浮かべていた。


君は、どのような気持ちで私のプロポーズを聞いていたのであろう、、、












「チャンミン。

私、チョン ユンホはお前に永遠の愛をここに誓う。
お前がいてくれたら、他には何も望まぬ。
ただ私の側にいてほしい。


私と共に生きてはくれぬか?
この魂が朽ち果てるまで、、、」







こんなに人を愛したことはない。
私の精一杯の君へのプロポーズであった。







君はその複雑な表情のまま
眉を少しだけ顰めて、苦しげに笑った。



私は緊張のあまりか少しの余裕もなくて
そんな君を気遣うこともできずにいた。
君の懐にそっと手を入れて、懐中時計を握りしめていた。





君に届きますように。
君を想う私の全てが、、、





愚かな私は
自分で自身を崖から突き落とすことになるなどとは、微塵も思うことはなかったのだ。





君の目の前に出した手を開き
鎖を掴んでじゃらりと懐中時計を垂らした。



心を込めて磨いた懐中時計は月の光を反射して
今までになく美しく黄金の輝きを放ち
君の目の前をブラブラと何度も行き来した。



君は驚いた様に動きを止め
その懐中時計を食い入る様に見つめていた。
そして恐る恐る時計に手を伸ばし、そっとそれに触れ、小さく声を漏らした。



「これは、、、」


私は緊張で顔を強張らせながら口を開いた。


「私の一番大切にしている物だ。
プロポーズの品として、これをお前に、、、」



「これは、、この時計は、、、
この時計の持ち主は、、、ユンホ様は今一体どちらに⁈」



君は私の言葉を遮るように
弱々しく声を発し、
明らかな動揺を見せる君を訝しげに思った。




「、、、ユンホ様?
私はここに居るではないか。
これは、我が家に代々伝わる家宝で私の祖父の形見だ。今は私のが受け継いだのだが。」



「、、、お祖父様?
ユンホ様のお祖父様がユンホ様、、、?
今確か形見と、、、」



気が付けば、君は真っ白な顔をしていて
血の気が引く
まさにそんな顔であろうか?
どうにも、プロポーズに相応しい顔色でないことは明らかであった。



「そうだ。
若くして亡くなった祖父の形見だ。」












「亡くなった、、。」












君はポツリとそう漏らし
呆然とその時計を見つめていた。




「、、、チャンミン?」



「、、、、。」



「チャンミン。」



「、、、、。」



「チャンミン!」



何度君の名前を呼んでも
君に私の声が届くことはなかった。



「チャンミン、、、」


















「やはり貴方は、、、


酷い人、、、酷い、、、


うぅ、、ぅぅぅ、、、、、、、。」











「チャンミン、、。」












君は懐中時計をさも愛おしそうに頬に当て
声もなく泣き崩れた。
君は永遠とも思えるほどに泣き続け
私はどこまでも無力であった。
君はよく涙を流す泣き虫であったが、それは今までとは明らかに違った涙であったと思う。
いや、私が浮かれて気がつかなかったのかもしれぬし、知っていながら知らぬ振りをしていたのかもしれない。







今もなお、君の中には私ではない誰かがいる。











そして、君は永遠と泣き続け
いつの間にやら眠って真っ暗に途切れた私の記憶。

私に残されたものは
更に深まった君の謎と喪失感。







そして私は、君を失った。





















m(_ _)mスミマセンなお知らせ。
こんな中途半端な所でスミマセン。
更新を暫くストップさせていただきます。
残りが仕上がり次第、コソッとUPさせていただきます。
もし気が向いたらまた読んでやってください。
ありがとうございました。

イチゴ三回目、、、
(T . T)ヘヴンズデイは?なホランイでした。


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【2015/07/06 17:00】 | 君に逢いたくて | Comment(18) |
君に逢いたくて50
君に逢いたくて50


こんにちは♡ホランイです。
昨日のお話止まります宣言にもかかわらず、沢山の拍手、励ましのコメントの数々。
本当に嬉しいです!
ありがとうございます♡
頑張ります!
心から感謝です!←選挙みたいですね。笑


そしてスミマセン。
本日R18とさせていただきます。
大丈夫な方のみ、先へお進みください。
よろしくお願い致します。















夜空を照らす寝待月
今宵も私を導いてくれ
蓮華の畔の、愛しいあの人の元へ、、、






蓮華の池の畔に座る何故か寂しげな君の後ろ姿。
音も立てずにそっと近づき
その細い肩をふんわりと後ろから抱き締めた。


君は直ぐさま私の腕に掌を重ね
身体をもたれてきた。


「、、こんなに無用心とはけしからん。
私でなくば、どうするつもりだ?」



不満気に私がそう言うと
君は肩を揺らしてクスリと笑った。


「貴方しかおりません。」


「わからぬではないか。
他の男ならばどうするつもりだ?」


「申した筈です。
私には貴方が分かると。」


「危険すぎる。
やはりここには置いては置けぬ、、。」


君を後ろからギュッと抱きしめ、両足で君を囲んだ。


「ご両親には伝えてくれたか?
ご両親は何と仰られたのだ?」


君に問いかけながらうなじにツーと指を滑らす。


「、、、、。」


君は黙って俯いて、細い指で私の腕をなぞって下がり、指にスルリと絡みついた。


こんなにも苦しい状況下にもかかわらず
君に触れた場所があっという間に熱を帯びてゆくのを止められない。


絡めた指を何度も解いては絡め
君の白いうなじに何度もそっと吸い付いた。


「、、、ぅん、、、」


吸い付く度に小さく漏らす君の甘い吐息に
抗う術などありようもない。


君という底なし沼に足を踏み入れたが最後、、、


「お前が好きだ、、。」


君の顎を引き寄せ
そっとその唇を塞いだ。


呼吸をする度にかすかにか揺れるその身体を撫でながら、着物の合わせにそっと手を忍ばせた。


「、、んっ、、ユンホさ、、、」


次第に熱くなる口付けを
君は甘く優しく受け止めてくれる。


長く長く口付けて
君が半分蕩けた頃に耳元で囁いた。


「お前の中に入りたい、、、」


君は瞳を潤ませて
小さくコクンと頷いた。














一度目は後ろから
また獣のように君を抱いた。


二度目は君と抱き合って
船のようにゆらゆらと君を揺らした。





君は私の首筋に噛みついて
感じる度にキュッとそこに歯を立てる。


君が与える痛みは何処までも甘く
ますます私を虜にするばかり、、、



「、、もっと、、もっと強く噛んでくれ、、」



君の足を抱え上げ、擦り付ける様に君を揺らすとピリッとした痛みが首に走った。



「ぁぁ、、もっとだ。もっと強く、、」



抱えた君を真下から何度か強く突き上げた。



「んん、っ、、、んっ、、んっ、、」



突き上げる度、ギリギリと噛まれる首筋が熱くて気持ちが良くてどうにもならない。
その痛みが快感を何倍にも増幅させて私をとことん堕としてゆく。



「もっと、、あぁ、、もっとだ、、、」



甘い痛みを求めて
君を激しく揺らしては何度も奥に擦り付けた。
すると君は私の願いとは裏腹に
首筋から唇を離して声を漏らした。



「うんっ、、あぅ、、ぁぁ、、ぁっ、、、」



結局君の背中を草の上に押しつけて
強く抱きながら、君の白い首筋に己の歯を突き立てた。



君を激しく揺らす度
懐に忍ばせたあの懐中時計の鎖がキシリと鳴って夢の終わりを告げていた。



私は奈落へと落ちるために
自分で崖を登り続けた。


君を求めれば求めるほど
君を愛すれば愛するほど



高く高くと崖を登っていった。





どんなに君に恋い焦がれても
決して手は届かない。
それでも懸命に登り、手を伸ばし続ける。




君に届くまで
あとたったの数歩だという愚かな思いは
呆気なく足を踏み外し
転がり落ちる小石となって
何処までも深く落ちて行くのであった。




















〜拍手コメ返〜
や◯り様♡
ありがとうございます〜(T . T)
本当に嬉しいです!
や◯り様にきび団子いただきました!
千人力です♡


♪(´ε` )あとがき。
ちょうどSMT開演時刻ですね。
私たちもレッドオーシャンの一粒になって、ミンを死ぬ気で応援してきます!
今日参戦出来ない方の分も、しっかり叫んできますからね〜〜♡
ミン、10000日記念日おめでとう!!!



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【2015/07/05 17:00】 | 君に逢いたくて | Comment(4) |
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