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(チャミペン)サスム&(ユノペン)ホランイです。
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東方神起サランへ♡2人の妄想小説です。時々、R18有り。
君に逢いたくて24
君に逢いたくて24







その日は、久しぶりに朝から雨が降っていた。
その雨が、まるで君の涙のようで胸が痛い。
昨晩君が流した涙の代価を
どうすれば支払うことができるのであろうか?




君は今でも待っておるのだ。
君を待たせている男のことを、、、




君を待たせる男と
君を奪いたい男、、、
君はどちらを選ぶのであろうか?



昨晩流した君の涙は
明らかな君の答えに違いなかったが
それでも私は君に縋り付くことしかできぬ。
君に対してだけは潔い男になどなれぬのが現実であった。



一番自分を良く見せたい相手に
一番情けない姿を見せてしまう。
それが現実で、それが恋なのだと知った。



君を待たせる男とは、一体どのような男であろうか、、、
最も会いたくない人間を、どうにか会ってみたいと思う矛盾。
これもまた、真理だと思った。












「ユンホ、どうした?なんだか元気がないようだな?」


「最近付き合いが悪くなったし、何かあったのか?」


「シウォンとよく連んでいるようだが、、、
どんな風の吹き回しだ?」


久しぶりにいつもの仲間達と賑やかに休み時間を過ごしていた。
少し距離を置いたばかりになんだか質問攻めにされてしまい、少々居心地が悪く感じた。



「いや、別に何もない、、。」


「まぁ、とにかく久しぶりにユンホを交えてどうだ?いつもの店で一杯、、」


どうにも断れぬ雰囲気で
結局久しぶりに仲間達と飲みに行くことになった。









いつもの仲間といつもの店で酒を飲めば
話題はやはりいつもお決まりで
最初は勉学に対する情熱と将来の夢やら希望やら。
酒が進むと大学や家族に対する不満に話題は変化し、次第に社会に対する不満へと繋がってゆく。
そして酒が全身に回る頃には女の話でもちきりになった。


「帝大生を振るなんて、まるで正気とは思えん!
、、、そうだろう?ユンホ。」


「あの赤い着物を贈った女か?」


「そうだ。アイツに俺がどれだけ注ぎ込んだことか、、、」


「だから商売女など止めておけと、、、」


「ふん、そう言う貴様は最近シウォンと連んでどこに行ってるんだ?
天下のチョン ユンホが男に入れ込んでると噂になるぞ?」


「、、、そんなんじゃない。」


「オイオイ、ドンへ。そうユンホに絡むな。
もてない男の僻みはみっともない。」


「男娼なんざ、娼婦より余程タチが悪い。
みなもそうは思わぬか?
ユンホ、ソヨンさんが寂しがっておられたぞ?」


「一体、何の話だ?」


「あのような美しい婚約者がある身でありながら
シウォンなんぞとコソコソ男遊びとは。
チョン ユンホともあろう男がまるで正気とは思えん。」


「ドンへ、一体何の話だ?
ソヨンに会ったのか?」


「ああ、この前街中で偶然お会いして、、、
ユンホは元気ですか?と尋ねたら
大学が忙しくて滅多にお逢いできぬと寂しそうにしておられたぞ?
全く、あのような美しい許嫁を寂しがらせるとは全くもってけしからん!」


「、、、そうか。」


「チョン家の跡取りが男狂いでは家名に傷がつく。ほどほどにしてお前も女にしろ、いい店を紹介してやるから、、」


結局そのままいつもの遊廓の話で盛り上がり
私はただ一人、蚊帳の外であった。




……ソヨン、、、……



私は一体どうしたらよいのだ?
いずれはソヨンと夫婦にならねばならぬ運命、、、
チョン家の長男に生まれた以上私には責任がある。
私一人の勝手な想いで大切な人々を不幸にするようなことは決してあってはならぬのだ。


そもそも、あの人に想いが通じたとしても
私はあの人をどうするつもりなのだ?

あの人を一生日陰者として囲うつもりか?

結局あの人すら不幸にしてしまうのではないか?

私があの人を忘れれば、元通り皆が幸せになれるのではないか、、?



私にできるだろうか?
全てを捨てて、あの人を幸せにすることが。
或いは
あの人を忘れて、何もなかったように生きてゆくことが、、。




そんな事ばかりが頭に浮かび
どうにも酒を飲む気になれず
友人達を残して、一足先に店を後にした。









まるで自分を嘲笑うかのようにザーザーと雨は降り続き
あの人が巻いてくれた布を濡らさぬ様に
袂に隠して夜道を歩いた。


流石にこの雨だ。
あの人も来てはおるまい、、、


そう思いはしたものの、昨日のあの人の泣き顔が頭から離れることはなく
万が一、、、そんな思いを捨てきれずに
土砂降りの雨の中を蓮華の池に足を運んだ。










月明かりのない蓮華の池はいつもよりずっと暗く
雨が蓮華の池を激しく揺らして、雨音を辺り一面に響かせていた。


一寸先も見えぬほどの漆黒の闇を
提灯の薄明かりを頼りにウロウロと歩きまわった。
足元はぬかるんでグチャグチャと嫌な音を立ててより気持ちを沈ませる。
案の定いつもの場所に君の姿はなく
きっと雨のせいだと自分を慰めるしかなかった。


決して私を避けているのではない。
雨だから来なかったのだ、、、


そう思い込もうとすればする程
自分の犯した過ちを悔いた。
君を愛していると自分の想いを正当化して
自分勝手に君を汚したことを、、。


二度と君に逢えぬとしたら、私は一体どうすればよいのだ?


こんなにも君が好きだという事実に抗いようもなく追い込まれていった。



降り続く失意の雨の中、袖の中で君の布をギュッと握りしめ
クルリと向きを変えると
ボロ小屋の前に、ずぶ濡れで立ちつくす君を見つけて
提灯を投げ捨て、一目散に君の元に駆け寄った。













〜拍手コメ返〜
ジ◯イソン様♡
隊長、、、(T . T)
最終的にはハッピーエンドの予定です。
しかし、途中経過、結構キツイかもしれません。
最終話まで読んでくださる読者様が一体どのくらいいらっしゃるか、、。
キツくなったら、いつでもギブアップしてください。
隊長いないとめっちゃ寂しいですけど(T . T)

wish◯min様♡
そろそろ少しずつ話が動き出していきます。
ユンホさんの純粋で一途な愛です♡
ミンの正体は、、もう暫くかかります。(T . T)
リアルな仲良しホミンは最強ですよね!
空港サジンだけで高級エステの数倍潤いました。笑


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【2015/05/31 17:00】 | 君に逢いたくて | Comment(4) |
君に逢いたくて23
君に逢いたくて23









唇に触れたか触れないか、、、
そんなささやかな口付けだった。


柔らかな唇に触れたその瞬間
弱々しく私の胸を押して
抵抗らしからぬ抵抗をする君。


離れた唇を惜しむように、
そっと目を開いて君を写すと


「ヒョン、、、」


と声を発した君の瞳は
キラキラと月の光を反射して綺麗だった。


私を拒絶する君の手を掴んで
鼻と鼻が触れてしまいそうな距離で


「ダメか?」


と君の視線を離さぬままに尋ねると
君の瞳は一層にユラユラと揺れて


「ダメ、、、」


そう答える君の甘い吐息がふわりと唇にかかった。


「そうか、、、」


私の唇が囁くように答えて
君の顎に触れていた手でやんわりと首を掴み、
今度はしっかりと君の唇に触れた。


心臓がドキンドキンと痛い程に脈打ち
その拍動に合わせて君に触れる手が震えた。
どこまでも柔らかな君の感触にただひたすらに翻弄されて
底知れず君を求めてしまう、、、


ただ押し付けただけの唇をゆっくりと離し
一つ息をしてまた唇を重ねた。


君は空いた方の手で私を押しのけようと力を込めて
私はその腕を掴んで草の上に君を押し倒した。








気が付けば、白くて細い手首を草の上に押し付けて
君を真正面から見下ろしていた。


「ヒョン、、、止めてっ、、、!」


止めてと細い腕に力を込める君の瞳は
まるでユラユラと波間に揺れる墜ちた星屑。


私の頭の中は、理性を吹き飛ばす程の荒波と暴風に曝されながら
波間の星屑を無我夢中で掻き集めた。



..........ダメと言われて引き下がる男は、この世できっとお前くらいだ。..........



私はシウォンが言うほど懐の広い男ではなくて
どうしても欲しい花ならば
力尽くで摘み取るような傲慢な男なのだ。


君の必死の抗議を無視して、再びその甘い唇に近づくと
君は首を捻って口付けを拒否した。


するとそこには露わになった真っ白な首筋と浮かぶ細い血管。
そしてそこから漂う強い蓮華の芳香、、、


まるで誘われるかの如く
その口付けをそっと首筋に落とした。


君の甘い香りが脳天を突き抜けて
そっと噛み付くように何度も唇を落としていく、、、


「、、あ、、、ヒョン!、、いや、、」



散々君の香りを楽しんで
余りにも弱々しい抵抗を続ける君の右手を解放し
顎を掴んで上を向かせた。



「本気で嫌なら、私の舌を噛み千切れ、、、」



真っ赤に潤んだ瞳を見つめながら
君に深く口付けた。



「んんっ、、、ん、、、」



君の唇は蕩けそうなほど甘く、柔らかく、、、
我を忘れて君を夢中で貪った。
逃げ惑う君の舌の感触が、痺れる程の快感を呼び寄せて苦しい。


熱く火照った舌と唇で君を何度も味わって
その熱い高ぶりに流されて、、、
欲望の赴くままに君を汚し続けた。


君は私の着物の襟を肌蹴るほどに強く握り
身体をブルブルと震わせていた。


息つけぬほどの激しい口付けに
苦しくなって唇を離し、君の瞳を見つめると
君は薄く開いたその瞳から
ポロポロと涙の粒を落としていた。




一粒涙が溢れる度に
まるで胸を斬られる様な痛みを感じて
やっと自分の犯した罪に気付いた。


ゆっくりと身体を起こし、君を解放すると
君の瞳は私を捉えることなく起き上がり
着物の袖口で涙を拭きながら、林の中へと走って姿を消した。





この時、君と私とを繋ぐヒョンという絆は
プッツリと切れて無くなった。





……これでいい。
もはや君のヒョンではおられぬ。……


君をどこの誰にも渡さぬ。
例えそれが君が待ち続けている男であっても。


私は世界一傲慢で身勝手な男でいい、、、


それなのに
胸の痛みは増すばかり。


着物の襟を掻き込んで、草むらに一人蹲った。




辺りはすでに白み始めていて
次々と花弁を開く蓮華の花に
容赦なく惨めな己を晒すこととなった。













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【2015/05/30 17:00】 | 君に逢いたくて | Comment(8) |
君に逢いたくて22
君に逢いたくて22







テミンは泣き疲れたのか
あれから程なくしてスースーと寝息を立て始めて
私はこっそりと部屋を抜け出し、
従業員達に仰々しく見送られながら店を後にした。


歓楽街を通るのにも大分慣れてきて
スイスイと人を縫うように提灯の灯りをすり抜けながら
小走りに蓮華の池へと足を進めた。



……金平糖、また喜んでくれるだろうか?……



あの人の花が咲くような笑顔を思い出し
堪らず全力で大通りを駆け抜けた。









「チャンミン!」


いつもの場所で座り込んでいる君を見つけて、
一目散に駆け寄る私。


「遅くなってすまない。待たせたか?」


と君のすぐ隣にピタリとくっついて座り
君の顔を覗き込んだ。


「別に、待ってなど、、、」


プイと視線をそらせ、照れたように口籠る君のなんと愛らしいこと、、、
思わず顔を綻ばせながら君に見惚れてしまった。


すると君はあまりに不躾な私の視線に耐えかねてか、ウロウロと視線を泳がせた。


それでも無遠慮に君を凝視し続ける私を見かねて、
ついには意を決したように私の目を正面から捉えた。


「そんなにジロジロと見ないで、、、」


そう言って耳を赤く染めながら口を尖らず君の姿に一瞬魂が抜かれたかと思った。


胸が締め付けられる、、、


君だけに感じるこの甘い痛み、、、
消えてほしくない痛みがこの世に存在するのだと君が教えてくれた。


胸の高鳴りを抑えつつ、君への貢ぎ物を探さんと鞄に手を伸ばし


「今日は土産があるぞ?」


と鞄をゴソゴソと漁って
金平糖の瓶詰めを渡した。


「金平糖!こんなに沢山、、、」


嬉しい、、、
と、君は私の大好きな笑顔を見せて
上目遣いに聞いてきた。


「ヒョン、食べてもいい?」


……なんと無防備なことだ。……


胸がドキドキと強く鳴り響き、張り裂けそうな程の痛みを抑えながら


「開けてやろう。」


と金平糖の瓶をひょいと取り上げると
突然君に手首を掴まれた。


「ヒョン、血が出てる!」


先程男ともみ合った時に切ったのであろう、、、
手元に視線を落とすと
手の甲にほんの二、三センチの浅い切り傷があった。


君は慌てて私の腕を引っ張り、自分の膝の上に乗せて、ビリッと着物の裾を破った。
そして赤い舌でその傷をそうっと撫でた。


私は驚きのあまりに言葉を失い
君の赤い舌をただジッと見つめていた。


そして君は破った着物の切れ端で傷口をぐるぐると巻いてくれて


「痛い?」


と優しい声で聞いてきた。


それが私の限界。
もう耐えられなかった。


痛い、、、
もう痛くて耐えられぬ、、、


「ああ、痛い、、、」


呻くように声を絞り出して
そっと君の手を取り
自分の胸に押し当てた。


「ここが、痛くて堪らない、、、」


きっと苦しい顔をしていた私、、、


驚いた顔をした君の視線を絡め取り
その溢れた衝動に身を任せた。


君の細い顎にそっと手を添え


「許せ、、、」


と謝罪の言葉を口にしながら


目を閉じて、
薄紅色の唇にそっと口付けを落とした。















〜拍手コメ返〜
ジ◯イソン様♡
隊長、、、
さすがにハバネロは、、、
ユノパイが、ユノパイが〜(T_T)



ユンホダム、決壊。

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【2015/05/29 17:00】 | 君に逢いたくて | Comment(8) |
君に逢いたくて21
君に逢いたくて21








泣きじゃくるテミンの頭を撫でながら
暫く二人で立ち尽くしていた。


なかなか泣き止まぬテミンをどうしたものかと困っていると
そこにドタバタと足音を立ててシウォンが現れた。


「オイ! チョン ユンホ、無事か⁈」


「シウォン遅いではないか。
来るならもっと早く来い。」


「、、、そんな憎まれ口を叩くぐらいなら平気であろう。」


シウォンは眉を下げてため息を吐いた。
そして私を頭から足の先までジロジロと眺めて


「テミン、風呂を用意してやれ。
さすがのチョン ユンホもこのままでは外を歩けんだろう、、、」


そう言って、私に助け船をよこした。









店の風呂屋のように広い風呂場を借りて
誰のものかも分からぬ血を洗い流した。
最後に髪を湯で流していると
ガタンと風呂場の木戸が開く音がして


「失礼致します、、、」


と何やら聞き覚えのある声が聞こえてきた。
私は髪をさっと掻き上げ後ろを振り向くと
腰巻一つ巻いただけのテミンが風呂場へ入ってきて、慌ててまたザブリと頭から湯を勢いよく被った。


「ユンホ様、お背中をお流しします、、、」


そう言いながら私の後ろに座り込むような気配がして


「、、、テミン?もう背中も綺麗に流したから大丈夫だ。私ももう上がるから、先に出なさい。」


そう前を向いたまま話掛けると
ピタリと背中に身体をつけてテミンは甘えるような声を出した。


「私も、何かお返しがしたいのです。
私に出来ることと言えばこれくらい、、、
ユンホ様の広い背中が好き、、、」


背中に何やら柔らかいものがそっと触れて
細い腕が胸元にスルリと回された。


「ああ、ユンホ様、、、
テミンは心も身体もユンホ様のモノ、、」


テミンの指がツー、、、と皮膚をなぞりながら下がってきて
堪らずテミンの腕を掴んで引き剥がした。


「すまん!」


そう一言だけ言って、びしょ濡れのまま風呂場を飛び出した。
ボタボタと雫を垂らしながら着物に腕を通し
ズカズカと廊下を歩いていった。
そのまますれ違う店の者を捕まえて


「シウォンは何処だ?」


そう尋ねてズカズカとシウォンのいる客間に入り込んだ。









ヒチョルをはべらし酒を飲んでいるシウォンの
向かいにボタボタと雫を垂らしながらドッカリと座り込んだ。


「スマン!少し匿ってくれ。」


するとシウォンは大層不機嫌な顔をして


「チョン ユンホ、、、貴様俺の縄張りを何処まで荒らすつもりだ?」


お猪口を手に持ったまま
顎を出口の方に向かってグイッとしゃくった。


何事かとシウォンの指す方に視線を向けると
4、5人の男娼が入り口でウットリとこちらを見つめていた。


「あれだけ暴れて英雄になった上、
今度は自分のモノを見せびらかして廊下歩き回るとは、、、私もお前を見くびっていた。」


俺が慌てて着物の前を掻き寄せると
ヒチョルがニヤリと笑って
シウォンはヒクヒクと顔を引きつらせた。


私としたことが、ついうっかり、、、


その後も散々シウォンに嫌味を言われながら飯を食って
店から借りた帯を締めていざ帰ろうとすると
店の者が近づいてきて、耳元でボソッと話してきた。


「テミンが、部屋で泣き続けていて、、、」


私は額を覆って大きくため息をつき
シウォンはざまあみろとケラケラと笑った。







「テミン、泣くな、、、
私が悪かった。背中くらいちゃんと流してもらうべきであった。そうであろう?」


布団の中でグスグスと鼻を啜っているテミンをトントンと優しく叩いた。
もうすでにこうしてから半時を過ぎていて
私はほとほと困り果てていた。


「テミン、、、そろそろ許しては貰えぬか?
そんなに泣いてはお前の顔も腫れてしまうぞ?」


すると布団がモソモソと動き
真っ赤に腫らした目だけを布団から覗かせた。


「ユンホ様、、、そんなにテミンがお嫌いですか?」


「いや、だからそうではなくて、、、」


「嘘、、、嫌いだからあんな格好で逃げ出して、、」


そう言ってまたジンワリと目に涙が溜まってきた。


「ああ、もう泣くな、、、お前はどうしたら泣き止んでくれるのだ?」


私は途方に暮れて頭痛すらしてくる始末で
先ほどの暴漢よりよほどタチが悪いと思った。


「私が寝付くまで、ここにいて下さい。」


……テミン、寝ないつもりであろう?……


無意識に特大のため息をついてしまい
またテミンの目に涙がジンワリと溜まってきた。


「分かった。お前が眠るまでここにいよう。
本当は、怖かったのであろう?
大丈夫、もう大丈夫だから、、。
それと、店の者がほとほと困り果てていたぞ?
客を取りたくないとお前が駄々を捏ねていると、、、。」


「、、、嫌なのです。
ユンホ様と出会ってから、他の男に抱かれることが、、、」


私は何とも返答に困って何度も首をさすった。


「、、私はお前にとってはきっと毒なのだな。」


申し訳なさげに小さくそう呟くと


「そうではありません。」


テミンは目に強い光を宿して
はっきりとした口調で答えた。


「、、、、。」


「そうではないのです、、、。
ユンホ様にお逢いしたその日から
死ぬのが怖くなりました。
男娼なんて、決して楽な仕事ではありません。
なりたくてこんな仕事につく者なんて一人もおらぬのです。
いずれは病を移されて死ぬか、頭がおかしくなって自分で命を断つか、、、
私も早く消えて無くなりたいと、ただそれだけを思う日々でした。
でもユンホ様にお逢いして、死ぬ事が怖くなりました。
貴方様のお顔を一日でも長く見ていたいと思うようになって、、、」


話すほどに強い光はユラユラと揺れて
しまいにはポロポロと沢山の涙の粒を落とした。



……なぜこのような所で働いておる?
金か?それとも男が好きか?……




幸運にも良家の長男に産まれ
何不自由なく暮らしてきた私は
世間知らずの上に傲慢で
救いようのない大馬鹿者であった。


テミンは、この小さな身体で毎日命を削って必死に生きているのに、、、。


私はテミンの頭をそっと撫で
一言一言に心を込めた。


「テミン、よく聞け?
今の私にはまだお前を自由にしてやる力はない。
しかしいつか必ずお前をここから出してやる。
だからお前も泣くのは止めろ。
私を信じるなら、もう泣くんじゃない。
きっとお前を愛してはやれぬが、お前を自由にはしてやれる。
私はお前を弟のように大事に思うことにしよう。
どうだ、テミン?」


テミンはまた布団を頭からすっぽりと被って
酷い人、、、
貴方は何も分かっていない、、、
そう言って布団を震わせた。


私はそのままポンポンと布団を叩いて
窓から見える夜空をジッと眺めた。


月の見えない夜空には、沢山の星が瞬いていて
綺麗だなぁと思いはしても
月を恋しく思う気持ちに抗うことはできなくて、、、


こんな日は
つくづく君に逢いたいと
心の中でそっと思った。















〜拍手コメ返〜

wish◯min様♡
馬様に一票‼︎笑
ですよねぇ。私もそう思います。
うんうん。(u_u)
きっと何かきっかけがあれば、、、♡
さびシム。寂しいですよね。
まだ同伴の希望を捨てきれない私達です。
(T . T)


ジ◯イソン様♡
国宝は、、、本日ポロリ、、、です。
( ;´Д`)隊長〜〜!テ〜ヘンダ〜!


ぴ◯様♡
ちょっぴり切ないさびシム。2人で一緒に行って欲しいなぁ〜なんて思いながら書きました。楽しんで頂けて光栄です。これからもよろしくお願いします♡






明日はお池でデート♡ムフ♪(´ε` )

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【2015/05/28 17:00】 | 君に逢いたくて | Comment(11) |
君に逢いたくて20
君に逢いたくて20







その男は鈍く光る小さな刃物を両手に構え、目にはギラギラとした狂気を含んでいた。


私はテミンを後ろに庇いながら壁を背にして男と睨み合い、テミンは私の着物をギュッと掴んでガタガタと震えている。


出来れば穏便に事を済ませたかったが
どうも大分酒が入っている様子であるし
既に一人斬りつけている。


……説得は不可能だ、、、。……


幸いにも相手の武器は小刀一つ。
酒のせいで酷く興奮している上に
足元もおぼつかない様子、、、


「テミン、私が合図をしたら玄関まで走って逃げろ。」


「ユ、ユンホ様は⁈」


「大丈夫、私を信じろ。
いいな?いくぞ、、、」


私はジリジリと距離を縮めてくる男を両目でしっかりと捉え
後ろにテミンを庇いながら間合いを測ってゆく。
男は小刀を握り直したその直後
勢いよく私に向かって突っ込んできて


「走れ!」


と私はテミンを横に突き飛ばし
皮一枚で小刀をひらりとかわしながら、男の手に手刀を放った。
うっ、、、と男は顔を歪めて小刀を床に落とし、私はすかさず男の右腕を捻り上げ、顔から床に叩きつけた。
そしてすかさず小刀を足で部屋の隅に払う。


男の腕を捻り上げながら体重をかけて押さえ込み


「貴様、利き腕はどちらだ?」


と男を捻り上げる腕に力を込めながら聞いた。


「ううっ、、離せっ!ぅぅ、、」


腕にはかなりの痛みがあるはずだろうに
私を引き摺りながら、なおも片手で小刀の方にズリズリと這い出し始めた。


「止むを得ん。少し痛むぞ?」


そう言って男の右腕を角度を変えて力一杯捻り上げた。
するとゴリッと骨の軋む嫌な音がして
男は悲鳴を上げ、
力を失った男の右腕を離し、もう片方の手を捻りながら自分の帯を外し男の両腕をキツく縛り上げた。


男は観念したように大人しくなり
今度はまるで子供のように大声を上げて泣き始めた。


その後直ぐに店の用心棒が駆けつけて
男を店の外へ連れ出し
私は直ぐさま床に蹲っている男に駆け寄り
傷口を探した。


その血塗れの男はこの店の店主で、肩から 肘にかけてザックリと切られていた。


店主の腕を高く上げて 脇をギュッと強く圧迫しながら助けを呼んだ。


「誰か!紐を持ってこい!
すぐに医者を呼べ!」


その後もしばらくは泣き声や忙しなく走り回る音が響きわたり
その店の惨状たるや酷いものであった。










結局男は警察に引き渡され
店主も出血は多かったものの大事には至らずに済んだようであった。


帯のないダラリと下がる着物を羽織ったままその場に立ち尽くし
血のついた手で頬を伝う汗を拭っていると
テミンが泣きながら胸に飛び込んできた。


「ユンホ様っ、、、!お怪我は⁈ お怪我はありませんか?」


そう質問攻めにしながらも、着物と素肌の間に手を滑り込ませ
胸に顔を埋めて暫く泣きじゃくっていて


「私は大丈夫だ。
テミン、お前は平気か?
よく頑張ったな。怖かったであろう、、、?」


そう言いながらテミンの頭をそっと撫でた。
テミンはギュッと抱きつきながら


「ユンホ様、ユンホ様、、、」


と何度も私の名を呼んで泣き続けた。













〜拍手コメ返〜
ジ◯イソン様♡
火サス。です。はい。笑
なんとか礼賛の神振りで撃退‼︎
新人サスムナイスファイトっす!( ̄^ ̄)ゞ


フンドシユンホゥ、、、♡

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【2015/05/27 17:00】 | 君に逢いたくて | Comment(8) |
さびシム
さびシム

30000拍手有難うございますm(_ _)m
感謝の気持ちでいっぱいです。ちょっとしたSS書いてみました。楽しんで頂けたら幸いです。





「ただいま」


「、、、、、、、、」



本当は「お邪魔します」が正しいけれど、ここへ帰って来ることが多すぎて、だから「ただいま」がしっくりする。


「おかえり」って返事は聞こえない。


脱ぎ散らかった靴も今はない。僕は、暗い玄関で1人立ち尽くす。


ヒョンのいない家。自分の家に帰ればいいのに、なんで僕ここに来てしまうんだろう?




ソファの上に、ばさっと無造作に投げ捨てられた服もないし、

シンクに溜まったコップとかもないし、

寝室のベッドもピシッとしてるし、



自分が片付けて、掃除した癖に、あまりに殺風景な部屋は少し落ち着かなくて、


片付けなければ良かった、掃除もしなければ良かったって後悔してる。




散らかす主が居ない部屋で僕は1人立ち尽くす。




立ち尽くしていても寂しさが募るだけだから、テレビでもつけてみた。ヒョンが好きそうな番組がやってて、


「ユノヒョン、面白いの、、、」


やってますよって言おうとして、途中で止めた。返事は返って来ないって気がついたから。テレビなんて見るんじゃなかった。



キッチンへ行って冷蔵庫からビールを1本取り出す。



ヒョンとの約束。



「チャンミナ、あんまり飲み過ぎたらダメだからね」って言いながらケース買いしてるし、



まぁ、そこがヒョンなんだけど。


冷えてないとビールは美味しくない。いっぱい冷やすと僕は飲んでしまうから。


冷蔵庫から一本取り出して、一本冷やす。これは明日の分。約束は守る。



一本飲んで、缶をグチャって潰すとその音だけ響いて、しーんとしてるからやっぱり寂しくて、


その日僕は、わざとクローゼットからヒョンの服を何着か取り出して、無造作に置いてみた。


玄関の靴も、いつもヒョンが居るみたいにした。スニーカーを横に向けてみたり、裏返してみたり。


ヒョンみたいに。


ヒョンが居るみたいに。


そして、ヒョンの部屋を出た。






✳︎ ✳︎ ✳︎






「ただいま」


「、、、、、、、、」



相変わらず返事は返ってこないけど、玄関の靴はヒョンが居るみたいでちょっと嬉しくなった。自分がわざと置いた靴だとしても。

その散らばったスニーカーを揃えると、少し顔がニヤついてしまう。



無造作に置かれた服を片付ける時、返事はないとわかってるけど、敢えて言ってみる。


「ヒョン、服片して下さーい。どうしていつも片さないんですか!」


なんだかすっごいしっくりした。




そして昨日みたいにビールを取って、又一本冷やして、今日はベッドに行ってみた。ベッドの上でスマホに写るヒョンに乾杯した。



こんな僕を笑ってる?



ヒョン、こんな風にしてみたけど、やっぱり寂しい。


しょうがないって、どうする事も出来ないってわかってるけど、やっぱり僕は、、、



ヒョンに会いたいって思ってしまう。


ヒョンの笑う顔が見たいって思ってしまう。


ヒョンの声が聞きたいって思ってしまう。




僕は、ビールを飲み干して、ゴロンとベッドに横になってみると、


ヒョンとのキスとか、、、アレとか、、、アレとか、、、思い出して


ヒョンと、、したくなってきた。


僕は、目を瞑って「ユノ」って呼んでみた。
独り言だけど、呼びたかったから呼んだ。


そうしたら、



「チャンミナ」ってずっと聞きたかった声が聞こえた。




「チャンミナ、なに?」




今度は、はっきり聞こえた。





あれ?なんで居るの?ヒョンはしなくてはならない事があってそこへ行った筈なのに、、、



目を開けると僕を覗き込むヒョンがいた。


「なんで居るんですか?」


「、、、ここ俺の家だから」



僕の顔をすっごい不思議そうに見てるヒョンは裸で、


「チャンミナ、寝ぼけてるの?」



僕も裸で、、、




やっと夢だったって気がついた。



「あっ、、、おはよう」って言ったけど



ヒョンはなんか笑ってるし、、、
僕、また寝言とか言ってた?


さっきの夢のセリフが全部寝言だったらっ、、、、って思うと急に恥ずかしくなって、夢で動揺してる顔とかも見られたくなくて、


ヒョンはきっと心配するだろうから。ヒョンだって僕と同じで、寂しいって思ってるはずだから。




「ヒョン、朝、適当に作ってきますね」って僕はベッドから逃げた。





✳︎ ✳︎ ✳︎





僕は、キッチンでトーストを焼き、オムレツを作った。ヒョン好みの甘いオムレツ。


さっきの夢が寂しすぎたから。甘い甘いオムレツにした。


キッチンから見えるリビングは、ヒョンの物で溢れているけど、それがなんだか凄く落ち着いた。


僕がオムレツにケチャップをかけていると、


「チャンミナ、なに作ってるの?」


声がしたかと思ったら、ヒョンが後ろから僕を抱きしめてくる。


「お腹空いた」って言いながら僕の肩に顔を乗せてくるから少し擽ったい。



「オムレツです。もう出来るから座って待ってて」



「美味しそう!味見していい?」



僕が箸でオムレツを一欠片取って振り返ると、


ヒョンは指でくいっと僕の顎を掴んでオムレツじゃなくて僕の唇を味見した。


「美味しい♡」


って言って、また僕を味見した。


オムレツが箸からこぼれ落ちて、僕の手から箸もこぼれ落ちた。


ヒョンのキスは、オムレツみたいにふわふわで、とろりとしてる。半熟卵がじわーって溶け出すみたいに、僕が溶けた。



そして、やっぱりあの夢は思い出すと寂し過ぎて、僕は、ぎゅっとヒョンの背中にしがみついた。



ヒョン、 僕も一緒に行ったらダメですか?









ある日の寂しいシム。さびシム妄想でした。スミマセン。こんなんで、、、。

れ◯りー様教えてくれて有難うです。れ◯りー様萌え ちょっと入れたけど、わかったかな?


ホランイがポチ画像選んでくれました。
ホランイによると、「キスする3秒前、、、にしか見えない!!!」と言って悶えてました 笑
こんなお馬鹿な2人ですが、これからも宜しくお願いしますm(_ _)m

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【2015/05/26 21:00】 | SS | Comment(8) |
君に逢いたくて19
君に逢いたくて19







沢山の星型の金平糖が入った瓶を一つと
色とりどりの飴玉が入った瓶を3つ、、、
それぞれ買って鞄の中に忍び込ませた。


時刻はまだ夕暮れ時で
茶屋に行くにも幾分まだ早い時刻。
のんびり歩いて行こうかと
大通りをブラブラしながら茶屋へと向かった。




まだ活気のない歓楽街を抜けて茶屋の前に到着し、開店前とは思いつつガラガラと引き戸を開けて中を覗いてみると、すぐに店主が顔を出した。


「すまない、まだ早過ぎるか?」


そう遠慮がちに尋ねると


「ユンホ様、ようこそいらっしゃいました。
いや、来ていただけて助かりました、、、」


店主は深々と頭を下げて
私にコソコソと耳打ちをしてきた。
そのまま広い客間に通されて
すぐにテミンが満面の笑みで姿を見せた。


「ユンホ様、やっと来ていただけた、、、
テミンは寂しくて、もう飴なんてとっくに無くなってしまったし、、、」


そう言いながら正面からギュッと胸に抱きついてきた。
私はテミンの背中をポンポンと叩き


「しばらくだな、、、約束通り飴を買ってきたぞ」


と鞄をゴソゴソと漁り、
瓶を3つ取り出して渡した。


「これで当分は寂しくないだろう?」


私がニヤリと笑ってそう言うと


「もう、ユンホ様の意地悪、、、
これでもう逢いに来てはくれぬおつもりですか?
これでは私の歯が無くなってしまいます。」


テミンは口を尖らせながら手元の瓶に視線を落とした。


「あ、金平糖、、、」


「ん?ああ、すまない、、、
テミンのはこっちだ、、。」


テミンの手から金平糖の瓶を取り上げ
代わりに飴玉の瓶を置いた。


「、、、私も金平糖がいい。」


テミンはそうポツリと呟いてから飴玉の瓶を置き、
金平糖の瓶を持つ私の手をそっと握って上目遣いに甘えてきた。


「では、また今度、、、」


後頭部を二、三度撫でながら困ってそう答える私に
またギュッと抱きついてきて、あっと言う間に壁際まで追い詰められてしまった。


テミンの愛らしい瞳にジッと見つめられて
私の方こそ目のやり場に困ってしまい、
ウロウロと所在無く視線を泳がせていた。


「イヤ、、、」


「ん?」



……イヤ?……



テミンは胸に抱きついたまま潤んだ瞳で私を見つめてきて
ウッカリ視線を絡め取られてしまった。


「イヤです、、、」


視線が合うと、テミンの瞼がとろりと半分に下がり、ハァ、、、と一つ甘く息を漏らした。


「その金平糖でなければ、、イヤです、、、」


テミンの甘い吐息が顎を掠めた。
これが、君であったら、、、などとつい不埒なことを思い浮かべ、
不覚にも熱く視線を返してしまった。


絡み合う視線と視線、、、
私の目に映るのはユラユラと揺れて月を宿した君の瞳、、、


想えば想うほどに胸が苦しくなって、力の抜けた私の掌から金平糖の瓶がゴトリと音を立てて落ちた。



その音にハッと正気を取り戻した私は、シウォンの話をふと思い出した。


シウォン曰く
イヤはイイ、、、。
つまりは結局金平糖を買って来て欲しいということであろうか?


「お前も金平糖が好きなのか?
ではまた今度同じ店で買ってきて、、、」


テミンは我に返ってドギマギと話す私の首に腕を回し
まるでスローモーションのようにゆっくりと顔を近づけてきた。


「もう、、、鈍感なんだから、、、」


鈍感?
、、、私が?
何がイヤで、何がイヤでないのか、、?
金平糖が欲しいのではないのか?


思わずそんなことに気を取られ
うっかり唇が触れそうになったその瞬間
ガシャンと何かが割れる大きな音が耳をついて入ってきた。


テミンはビクリと身体を強張らせ
私は即座に音の方に視線を向け耳を澄ませた。
するとバタンバタンと何かが倒れる音やぶつかって割れる音、、、
そして激しい男の怒号が近づいてきた。


直ぐにテミンを後ろに庇い
音の近づいてくる方に立ち塞がると
突然襖が激しい音を立ててバタンと蹴倒された。


するとそこには客と思しき酷く泥酔した男の姿、、、
男は何やら金属の鈍く光るものを手に持ち、フラフラと近づいてきた。


「、、、見つけた、、、テミン、、!
お前、私に全財産貢がせて、、、ヒック、、
手も握らせないどころか、ヒック、、顔も
見せないとは、、、
私を馬鹿にしおって、、、」


刃物を握る手は、既に真っ赤に染まり
廊下には店の者と思しき人物が血を流して倒れていた。


「テミン。殺してやる、、、」


血がこびり付いて光を失った刃物、、、

そしてそれとは逆にギラギラと光る男の目は、立ちはだかる私を無視し、しっかりとテミンを捉えていた。












こんにちは。ホランイです。
皆様、奥手な蓮華のユンホさんに焦れてますか?笑
蓮華のユンホさんがオラオラし出す前に、この可愛さを愛でてやってください♡


また読者様情報で、
またまた安室ちゃんのTSUKIという曲が蓮華っぽいよ♡という、有り難いコメをいただきました。
はい、まさにTSUKIも蓮華にぴったりでした♡しゅばらしい♡
興味のある方は是非聴いてみてください。
安室ちゃん、お世話になります♡
夢◯様、ありがとうございました!


本日21時、30000拍手お礼SSをUPします。
よかったら覗いて下さい。


テミンピンチ‼︎!(◎_◎;)
↓この方鈍感&DTなんです♡
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【2015/05/26 17:00】 | 君に逢いたくて | Comment(8) |
30000拍手お礼。
30000拍手お礼。
30000拍手お礼。





こんにちは〜〜♡
いつもお世話になっております。
サスム&ホランイです!

気付いたら30000拍手超えてました〜〜。
( ;´Д`)シュミマシェン、、、

仲良しの読者様から教えていただきました。
ウッカリボケ〜〜っとしてまして。笑



ホ「先生、30000拍手超えてるらしいです。」
サ「え?マジ?」
ホ「急遽なんかやっとく?」
サ「やるか。」
ホ「SSとかいっちゃう?」
サ「あー、じゃ、なんか書くわ。」
ホ「先生よろしくお願いします!」



サ_φ( ̄ー ̄ )



サ「出来た。」
ホ「早っ!」
サ「じゃ、これ9時で。」
ホ「21時でよろしゅうございますか?」
サ「うん。いい。」
ホ「では挨拶は私めが。」
サ「うん。よろしく。」
ホ「レンジャー!!( ̄^ ̄)ゞ」



で、SSを今日の21時にUPさせていただきます。



30000拍手、、、凄いことです。
中学生日記レベルのピミルから始まって、皆さんの支えでここまできました。
感謝しかありません。
本当にありがとうございます。
これからも「なまらMEN恋」をよろしくお願い致します。



サスム&ホランイ



30000拍手ついでにリニューアル♡
(=´∀`)人(´∀`=)




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【2015/05/26 13:00】 | 雑記 | Comment(6) |
君に逢いたくて18
君に逢いたくて18








君の額にそっと口付けると
君の瞳がユラユラと揺れて
溢れそうな君への想いは衝動と化して
堪らず君に手を伸ばした。


感情を持った私の指が君の頬をスルリと撫で下り
薄紅色の唇にそっと指先が触れて
その柔らかな感触に、益々そこから目が離せなくなった。


その行為を繰り返す度、指が何度も唇に触れて
君の吐息が私の手を優しく擽る、、、



「、、、口付けてもよいか?」



溢れんばかりの君への想いが
掠れた声となって口からこぼれた。

君は困った風に眉根を寄せて
頬を赤らめながら口を開いた。



「、、、駄目、、。」



それは君からの甘い拒絶。
その言葉とは裏腹に、君の瞳はますますユラユラと揺れて
その誘うような君の色香に胸がギュッと締め付けられた。



「そうか、、。そうだな、、。」



頬を撫でていた手をゆっくりと下ろし
そのままギュッと握り締めた。
熱く君を見つめていた瞳を伏せて
無理矢理君を視界から外し、理性で熱い衝動を抑えつける。



……もう、兄でいるのは限界だ。……



内側の私はこのやるせない気持ちに悲鳴を上げ、
外側の私は作り物の笑顔で君にそっと微笑んだ。



「その下駄、やはりとても似合っている。」



まるで何もなかったように
くしゃくしゃと君の髪を混ぜた。
それでも君は俯いたままで
私はクルリと身体を翻し
君の隣にゴロリと寝転び夜空を正面に捉えた。



「見ろ。月が丁度半分だ。」




半分の月が私を見下ろして笑っている、、、
なにやらそんな気がして居た堪れない気持ちだった。


私に許されるのは、月を愛でる振りをして君をそっと盗み見ること。
下駄の鼻緒を微笑みながら撫でる君に、より一層の想いを募らせること、、。



「チャンミン、あれを歌ってはくれまいか?」



君の唇から紡がれる、透明で美しいあの歌。
愛しい人の優しい歌声に包まれて、
いつの間にやら柔らかな夢の中へと落ちていった。


















「お前は大馬鹿者だな。」


暑い真夏の昼下がり
大学の校舎裏の木陰でシウォンと弁当を食っていた。


一向に減らぬ私の弁当に
シウォンは横から手を出して
煮物をポイと口に入れた。


「ダメと言われて引き下がる男は
この世できっとお前くらいだ。」


シウォンは口をモグモグとさせながら話し続けた。


「いいか、チョン ユンホ。
恋の駆け引きというものはだな
相手の口ではなく目を見てするものだ。
目は口ほどに物を言う、、、
こんな諺、知らぬわけではなかろう?」


シウォンの言葉に
私は一つ溜め息を吐いた。


「私は鬼畜ではない。
嫌がる相手に無理やり手を出すなど問題外だ。」


するとシウォンはチッチッチッと舌を鳴らし興味深げにジッと私を見つめてきた。


「誰が無理やり手を出せと言った?
その時のその子の目はどうであった?」


日に何度となく思い浮かべる愛しい君の姿。
そのキラキラと輝く美しい瞳はユラユラと揺れて、
俯いたまま決して目を合わせてはくれなくて、、、


「ヒチョルはな、一度もいいなどと言ったことはないぞ?
いつも必ず 駄目、か 嫌、、、
そう言いながら目は誘うように色を含んでおる。
男は拒まれると燃える生き物だと
男娼ならば当たり前に知っておることだ。」


「、、男娼だなどと二度と申すな。
あの人はきっとそのようなものではない。」


「まぁ、それは今はどうでもよい。
とにかくお前は間違っておる。
ダメと言われたら、相手の目を見ろ。
口付けて抵抗されたら舌を入れろ。
なに、すぐに身体の力が抜けて身を任せてくる
後はお前の好きにすればいい、、、」


真剣な眼差しで、堂々と馬鹿げたことを話すシウォンの自信が全くもって羨ましい。


「全く貴様という男は、、、
そんなことではいつか腕に縄がかかるぞ?」


呆れてそう言いながら弁当を仕舞おうとすると
横から伸びて来た手に弁当をもぎ取られ
ムシャムシャと食われてしまった。


「このやり方はな、誰でもできるわけではない。
私とお前、、、特別な人間にのみ許される口説き方だ。
ちなみに私はこれで失敗したことは一度もない。
百戦全勝だ。
お前なら大丈夫。
とにかく試してみろ。」


ペロリと唇を舐め、不敵な笑みを浮かべるシウォンを尻目に
呆れて溜め息を一つついては立ち上がり、袴の裾をパンパンと叩いた。


「ああ、そうだチョン ユンホ。
テミンからのラブコールだ。
なにやら飴が無くなっただのと申しておった。
全くお前は隅に置けぬ男だな?」


三日月の目をしてケラケラとシウォンは笑い、
私はノソノソと歩き出しながらハァ。とまた一つ溜め息を吐いた。


飴玉か、、。
約束は約束だ。
金平糖を買うついでに飴を買って届けるとするか、、。


結局以前飴玉を買ったあの店に
再び足を運ぶこととなった。














〜拍手コメ返〜
や◯り様♡
ホミンもミンホも選べない、、、ですよね。
激しく同意です!
嬉しいコメント、ありがとうございました♡


少しだけお久しぶり、、の蓮華の二人です。
お話、覚えていますか?笑
こちらはまだまだ焦ったい二人です。暖かく見守ってやってください。
また本日よりよろしくお願い致します。

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【2015/05/25 17:00】 | 君に逢いたくて | Comment(11) |
ピミル 95
ピミル 95

今回は、ホミン&ミンホ分岐の企画にお付き合い下さり、アンケートご協力有り難うございます。
m(_ _)m今後の参考にさせて頂きます♡そしてこのピミル、この回でとりあえずなんですけど、第1章とさせて頂きます。有り難うございました♡








〜side C〜(朝編〜第1章完)




ユノヒョンの腕の中で目を閉じ、規則正しく繰り返される息遣いと心臓の鼓動の音を聴きながら微睡んでいた。


愛し合った熱が心と身体を支配するから深い眠りに落ちていけなかった。


そんな熱のせいなのか喉の渇きを覚えた僕は、貴方の腕の中から静かに抜け出し、備え付けの冷蔵庫から1本のミネラルウォーターを取り出し、窓の側へと近づいた。


カーテンの隙間から見える景色を眺めながら、ミネラルウォーターを口に含む。口内から、喉へ、身体へと流れる冷んやりとした感覚が今の自分にはちょうどいい。




空を見上げると先ほど眺めた2つの星が西へと傾いていて、東の空は薄っすらと白み始めている。


数時間前の自分と今の自分。そして一年後、数年後、数十年後、僕はどんな想いでこの星達を眺めるのだろう?


未来の事は誰もわからないけれど、一つだけ確信している。僕は今と変わらず貴方の隣にいて、貴方を愛しているだろう。





窓際を後にして貴方が眠るベッドへ戻ると、僕が抜け出した時のまま変わらない格好で眠る貴方がいた。


その腕の中は僕の場所だけど、僕の所為で腕を痺れさせるのはなんだか申し訳なくて、貴方の腕をそっと降ろした。


すると貴方は「んー」と言いながら寝返りをして僕に背を向けたから、今度は僕が背後から抱き締めた。



腕の中で眠る貴方のうなじにそっとキスをして後頭部の髪に顔を埋めると、柔らかな髪が僕を擽る。


「んっ 」っと声がして、擽ったそうに貴方が身を捩る。そして「、、、チャンミナ?」寝起きの掠れた声で僕を呼んだ。



「ごめん、、起こしちゃいました?」



「ん?いや、別にお前のせいじゃないから、それより、今何時?」


「5時ぐらいだと思うけど」


「そっか」


こんな朝は、「愛してる」とか「好き」とか甘い言葉を囁いて、キスをして、
それから、、、、それから、、、、。


頭の中では色々と考えているけれど、結局僕は何も言えなくて、でもなんだかとても幸せだった。


「なんか、俺幸せかも、、、」


突然貴方は独り言のように呟く。貴方は自分の心をストレートに表現する。僕は少し天邪鬼な部分があるからそんな貴方が時に羨ましくなる。今は貴方に習ってみようと思い。


「、、、僕もです」


その言葉を聞いて、「、、、なら良かった」と言いながらぽんぽんと僕の腕を叩く。僕が照れて、貴方の後ろでクスッと笑っていると、


「コアラ」


たまに貴方は僕の思考回路が追いつけない事を言い出す。


「コアラ?コアラってあのコアラですか?」


「うん」


「なんで急にコアラ?」


「チャンミナがコアラみたいだから」



徐々に僕の思考回路が繋がっていく。こうして後ろから抱きついているから。僕をコアラって言いたいの?でも、「うん」とは言えなくて、



「僕、コアラじゃない」



「なんで?後ろから抱きついてるチャンミナ、コアラみたいで可愛いし」


「可愛いくなくていいです」


「なんで?」


「なんでもです」


貴方は抱きついている僕の手をゆっくり外し、僕の方へ振り返ると、


「まぁいいけどさ、俺どんなチャンミナも好きだし」


コアラからの急展開に僕が唖然としていると



「それと、おはようのキスまだしてなかった、おはよう。チャンミナ」


貴方は僕の頬を手で包み込んでから、ゆっくりと唇を重ねた。軽く啄んで、離れてまた重ねて、「おはよう 」キスの合間に僕からも言う。


おはようだけど、おはようじゃない。もう少しこのベッドでこうしていたい。


現実と非現実の境目の時間。まだ太陽は完全に昇っていないから。「ヒョン、もう少しキスしよ」今度は僕から唇を重ねた。


「チャンミナ もう一回する?」


僕は心の中でこんな甘い朝が、ずっと続けばいいと思ってた。





※ ※ ※






僕達が初めて愛し合った日の朝は、外で息を吐けば僕の息使いが白い煙みたい見えたのに、今は寒さも和らぎこうして同じ様に息を吐いても、僕の息使いは見えない。


冬から春へ。季節が移ろいでも僕は相変わらず貴方に恋をしている。そして、一緒に夢を追い続けていた。




そして相変わらず韓国と日本を行ったり来たりしている。日本は外国ではなく、入国すれば「おかえり」、出国すれば「いってらっしゃい」と言って貰えている気がしていた。僕達の生活の一部の国であり拠点だった。


今僕は、中国で行われたライブを終えて、日本の宿舎に戻ってきていた。5月から始まるツアーの準備をする為だった。



スタジオに篭って打ち合わせやダンス振り、フォーメーションの確認。音合わせ。映像の撮影。やらなければならない事はいつも山積みだ。


スケジュール表を見ていつも思うことだけど、終了予定 26時。1日は24時間で実際には26時なんて時間は存在しない。でもこの業界の時間的感覚にも、もう慣れた。



その日は、予定時刻が24時間以内に収まっていたから、僕達はあの川の畔で約束した桜を見に行った。



本当はお酒でも飲んで、これぞお花見っていきたいところだけれど、そんな事は出来ないし、時間もないし、散歩ついでの桜。


少しの変装と、宿舎の近くのコンビニで飲み物の入ったビニール袋を持って、これまた近くの小さな公園にきていた。そこに桜の木が植わっていたから。


ベンチに腰掛けて、ビールと酎ハイを取り出す、


「はい、これ」


貴方も今日は「俺もたまには飲もうかな」普段あまり飲まないけど、僕に付き合うと言ってくれた。


ビールが苦手な貴方が手にしているのは酎ハイ。焼酎は飲めると言う。


プシュっとプルタブを開けて2人で「とりあえず、お疲れ」と言いながら缶をカチっと重ねた。



都会のビルの谷間にある小さな公園は、ひっそりと静まり返っている。


公園の照明灯が微かに桜を浮かび上がらせ、ひらひらと舞う花びらがとても幻想的に見える夜だった。


僕は、桜を見ながら去年このベンチで1人蹲っていた貴方の事を思い出していた。


あの時は、ただ見守るしか出来なかった自分が今こうして貴方の隣に座り、一緒に桜を眺めている。


あの時もし声を掛けていたら、今とは違う未来だった?


人生の分岐点は日々あって、選択の連続だ。けれどどんな選択をしたとしても僕はこの場所に導かれていたのかもしれない。


「チャンミナ、この場所覚えてる?」


「ん?」


「このベンチ」


「あー、僕も今思い出してたんです」


貴方は少し恥ずかしそうに笑う。きっとあの時の自分を思い出しているんだと思う。


「コートとココア」


「そうでしたね」


「まさかチャンミナが追ってきたと思ってなくて、、さ」


「僕も追って行った癖に、声を掛けれなくて、、、でも、もういいんです」


「うん」


貴方はベンチの上に置いていた僕の手の甲を何度か人差し指でなぞっていく。僕はその人差し指を掴んでみた。貴方の指を僕の手の中に閉じ込めたくて、、、。


それは手と手で会話をしているみたいだった。


「チャンミナ」


「なんです?」


貴方が僕の手を握り返して、僕を見ると、


「チャンミナ、この間のカップルトークで俺が言ったこと覚えてる?」


「覚えてるけど、それがどうかしました?」


「俺、チャンミナとは秘密を共有する仲だって言ったでしょ」


「うん」


「俺とチャンミナだけの秘密がいっぱいあるなって、今、思ってさ」


「確かに、そうですね」


そして僕達は桜を見ながらクスクスと笑いあった。そんな僕達の周りにはひらひらと無数の花びらが舞っていた。


その桜の花びらは僕達の秘密を知っている。
今、ユノヒョンとキスした僕を。







ピミル第1章&初夜編お付き合い有り難うございました♡また、ホランイと交換日記をして、溜まったら第2章として戻ってきたいと思ってます。
その時はまた、宜しくお願いします♡ピミルWEEKでした。明日から、君に逢いたくて再開します♡


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【2015/05/24 21:00】 | ピミル | Comment(10) |
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