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(チャミペン)サスム&(ユノペン)ホランイです。
東方神起ユノとチャンミン2人の応援をしています。

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東方神起サランへ♡2人の妄想小説です。時々、R18有り。
ええじゃないか!ええじゃないか!
ええじゃないか!ええじゃないか!



ホランイ!誕生日おめでと〜!!!めで鯛!
恒例になりつつある、内輪ネタなまら誕生日祭りです。宜しければ、お付き合い下さい。
m(_ _)m


正直、迷いつつも。やはり、ホランイの誕生日はこれしかない!新選組ぶっ込みます(笑)
多分、ホランイはこの時点で笑っているかもしれません。

「ホランイ、サスム特攻兵いきまーす!こんな私を笑ってくれっ!」


ホランイ誕生日祭りを新選組で斬る!!!




201604130001293c6.jpeg










注)新選組局長 ユノ(近藤 勇)
新選組副局長 チャンミン(土方 歳三)

舞台は江戸時代の京です。あしからず。














ええじゃないか!!!


ええじゃないか!!!ええじゃないか!!!





暑さで歪む空気の中を、さながら蜃気楼のように現れた群れ。囃子言葉と共に仮装をした大衆が、京の街を練り踊る。撒かれた御札がまるで花吹雪のように昼下がりの空を舞っていた。


楽しげに見えて、それでいて、なんとも悲しい踊りは、人々の心そのものだ。


俺は、茶屋の軒先に設けられた席で若い隊士達と静観していた。




「ユノさん、動きますか?」

「...........いや、ほっとけ」

「いいんですか?」

「ああ、今日は規模も小さいし、それにあいつらの気持ちもわからなくはないから」



そんな折、茶屋の看板の陰に隠れるようにして佇む小さな子を見つけた。賑やかな行列には目もくれずに、着物とは呼べないようなボロ布の袖口を、ぎゅっと噛み締め、俺が手にしている団子をじっと見つめていた。


「ぼうず、団子食うか?」


その子は、一瞬顔を綻ばせ、またきゅっと口をへの字に結び、首を横に振る。



「怖がらなくていい。腹減ってるんだろ?こっちにおいで」

「...............食べていいの?」

「好きなだけ食っていいぞ」

「みんなも呼んでいい?」

「もちろん」



国が荒めば、民も荒む。飢えに苦しみ、物乞いをする子供達を見る度に思う。




真の犠牲者は、どこにあるのか?




『弱きを助け、強きをくじく』

俺とチャンミンは、そういう者になりたいと切に願っていた。









「ユノさん、どうするんですか?子供達がいっぱい集まってきちゃったじゃないですか。チャンミンさんに怒られても、知りませんよ」


「チャンミンなら、怒こるどころか、笑いながら子供達と一緒に団子を頬張るだろっ」


「それ、想像出来ないですけど。.......あの局中法度読み上げた時なんか、あまりの気迫にチビるかと......」




その時のことを思い出したのか、若い隊士が、ぶるっと身を震わせる。アレは確かに、凄みがあったが、そこまでビビらなくても........。


まぁ、俺が普段のチャンミンをよく知っているから、言えることなのかもしれないけれど。






隊士達を震え上がらせた局中法度。


それは、大所帯となり、一癖も、二癖もある隊士達の乱行が目立ち始めた頃、チャンミンが俺にぽつりと言った。


「このままでは、志が貫けない」


それから、チャンミンは、難しい顔をして文机に向かう日々が続いていた。







「ユノ、これどう思います?」



チャンミンの肩越しに覗くと、墨でこう記してあった。






一 士道に背くまじき事
一 局を脱するを許さず
一 勝手に金策致すことを許さず
一 勝手に訴訟を取り扱うことを許さず
一 私闘を許さず




上の条文に背く者には切腹を申し付ける







「切腹?!?!」


「法度に例外はない。だから僕も背けば腹を斬ります。まず自分を、そして新選組を戒める」


「法度で、心を正すか........」


「歪んだ者には、人は動かせない。それに、このままでは馬鹿げた騒動に巻き込まれて、無様な死に方をする隊士が出るかもしれない。僕は、鬼になっても、新選組を守るつもりです」


俺は、チャンミンを後ろから力任せに抱きしめた。理由なんてなかった。川が海へ流れ着くのと同じで。万物の流れには逆らえない。


「なに?ちょっ、痛いって」


「そんな鬼、ほっとけないだろっ。俺がチャンミンを守るから」


「あ〜、最悪です」


「なっ、なんで?」


「..........ユノは僕に、恥ずかしいことをさせるつもりですか?」




誘惑的振り返るチャンミンに引き寄せられた。閉じていた唇が、やがて開き、誘うようにチャンミンの舌が、俺の中で不規則に生き物のように動いた。



「..........はぁっ.....好きです」



吐息交じりの告白も、唇で割る唇も、舌に重なる舌も、なんとも言えない淫らで甘い香りがした。

















それからしばらく経ったある日、どこまでも青く澄みわたる空の下で、チャンミンは、あの局中法度をそのよく通る声で響かせた。





「誠は言を成すと書く。その意味がわかるな?背く者は即刻、切腹!異論がある者は、今なら許す。この場から去れ」




多くの隊士は、強い光を宿した眼差しに微動だにできずにいた。俺は、チャンミンの隣で、風に揺れるあの旗印を見つめていた。





『至誠、天に通ず』


誠の心を持って接すれば、それは天まで通じて、必ず人を動かすと信じている。


『誠』の旗印には俺とチャンミンの思いが託されていた。







「ユノさん、ユノさん!」

「え?ああ、なに?」

「ぼんやりしちゃって、どうしたんですか?」

「ああ、.......ちょっとなっ」


袴の土ほこりを、ぱっぱと払いながら亭主に声をかけた。



「亭主、頼みがある。この銭で、子供達にたらふく団子を食べさせてやって。それから、悪いが、土産用に団子を10、いや、20個包んでくれ」




美味そうに、団子を頬張るチャンミンが、なんだか無性に見たくなった。





好きな奴の喜ぶ顔が見たいと思っても、



ええじゃないか。


ええじゃないか。

























最後までお付き合い下さり有難うございました。


『至誠、天に通ず』孟子の言葉と新選組が、ユノ&チャンミンにも重なり、こんな話になってしまいました。揺れるレッドオーシャンに君臨する2人に会いたいなぁ〜。としみじみ思う今日この頃です。

留守中、ママ様、隊長様、コメント返ししてなくて、ごめんなさいm(_ _)m



言葉には、心が宿る。そう信じて。
親友であり、悪友であるホランイにこの話を送ります。


こんな話もたまには、ええじゃないか。笑。




サスム




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【2016/04/13 00:00】 | 新選組 | Comment(22) |
新選組〜序章 最終話〜
新選組〜序章 最終話〜






〜ユノ〜





道場に入ってきたチャンミンの大きな瞳から、いつになく強い意志を感じた。目は口ほどに物を言う。



道場の真ん中に胡座を掻いて座っている俺を、まっすぐに見据えたまま無言でどかっと俺の前に座ると、





「なんです?道場までわざわざ呼び出して」





チャンミンの目はそうは言っていない。





「ちょっと、用があって」





「道場で?」





「この時間なら誰もいないし、ここならゆっくり話せると思って」







夕暮れ時、天井近くの武者窓から、幾重もの朱色の筋が道場の床に模様を描いてた。その一筋が、お前の一部を染める。


朱色の中に金粉を散らしたような光の中にチャンミンがいて、俺は惚けていた。




魂が吸われるほど美しかったから。








「僕の顔に、なにかついてます?」




かなり惚けていたらしい。頬を手で摩りながら目を逸らすチャンミンの目の前に、俺はある物を静かに置いた。






ある物とはチャンミンが以前から欲しがっていた名刀。




『和泉守兼貞』




いずれ渡そうと用意していた刀だった。




チャンミンは、俺と刀と何度も交互に見ながら、




「これを僕に?」



「気に入った?」



「気に入るもなにも.........どうして.......これを....」




続かない言葉の代わりに、大きな瞳に光雫が見えた。潤い輝く瞳を見ながら、俺は一度大きく息を吸い込んで、







「俺は、明日死ぬならチャンミンと一緒にいたい。だから、京へ一緒に行こう」







俺は今までにない程硬く、顔も引きつっていたかもしれない。そのぐらい緊張していたし、真剣だった。








すると、光雫を堪えようと天井を見上げたチャンミンの瞳から、一筋の光雫が頬を伝った。





「ユノはずるい」




「どうして?」






鼻先を朱色に染めたお前が俺を見た。目の淵に光雫を湛え、声を震わせて、







「僕が先に言うつもりだった。一緒に行こうって、一人は嫌だって」






その言葉とか、仕草とか、完全に魂を持ってかれた俺は、その愛おしい存在を引き寄せて、胸に掻き抱かずにはいられなかった。







鼓動と鼓動が溶け合って震えてる気がした。




言葉では言い表せないものが込み上げて、じんわりと心を蔦っていく。




やがて、ぶらりとしていたチャンミンの手が背に回されるのを感じた。






「.........あの」




「ん?」




「............心配かけて、ごめん」




「わかってるから」




「........うん」





「ユノ、一緒に京で一旗揚げませんか?」





「やるか?」





「魅せてやりましょう」









金粉を散らしたような光に照らされ、





腕の中の鬼が笑っていた。





俺は鬼を愛していた。













〜序章 終〜












新選組〜序章〜最後までお付き合い下さり有難うございました。


序章は、鬼と仏、光と影、人が併せ持つ二極性を表現したいなぁ、と思いつつ、2人の終わりであり、始まりの物語を書きました。

このお話はホランイのリクエストで始めて、公開する気もなく、勝手気儘に書いていました。なので内容が.........。冒頭の死ネタ始まり、例の女、人斬り。皆様の心を乱してごめんなさいm(_ _)m。そんな新選組なのですが、拍手、温かいコメントを頂いて、感謝の気持ちでいっぱいです。

星に帰って、続きを書いてきますm(_ _)m
こんな私ですが、また、お相手をして頂けたら嬉しいです。


長くなりましたが最後に一言。フラワー、めちゃくちゃ私も大好きなお話です。ホランイが一生懸命書いています。どうぞ宜しくお願い致します。


ホランイへ。
先にむっつり星に帰ります。9日間有難う♡
援護出来たかのかも謎だけど、、、
ミアネm(_ _)m
星から応援するね♡


では、新選組よりホランイへ愛を。
サスムでした。
バイバイ。←最後はチャンミン風に(笑)



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【2015/09/20 21:00】 | 新選組 | Comment(16) |
新選組〜序章8〜
新選組〜序章8〜

こんばんは。サスムです。
登場人物紹介です。

血を吐く剣士 沖田総司→テミン

では、どんな内容でも大丈夫な方お進み下さい。








〜ユノ〜








お前の袖口に見つけた一点。それは、暗赤色に染まっていた。




心が黒雲に覆われていくような気がして、俺は1人道場に篭り、木太刀で黒雲を斬っていた。






「ユノさん!たまには僕とどうです?」





その声に振り返ると、木太刀の先をトンっと床に落とし、愛らしく笑みを浮かべるテミンがいた。





「いいけど、手加減しないよ」




「望むところです」





テミンが構えた。先ほどの愛らしく表情から一変する。こいつには、天賦の才がある。これは稽古だけで身につくものではない。




テミンが動く。




唸る木太刀をひらりとかわした俺は、急所を狙い木太刀を軽く落とした。





「あぁっ、やっぱりユノさんには、敵わないか......」





口を窄めて悔しがるテミンが、本当の弟のように可愛く思えて、その頭を撫でていると、




「ユノさん、あの噂知ってます?」




「噂って?」




「近頃、辻斬りが斬られてるらしいですよ」





罪もない通行人を斬りつけるのが辻斬りと言われる輩で、それが斬られているとは可笑しな話だ。





「辻斬りが斬ってるんだろ?」



「それが、逆なんです」



「なぜ、そんなことを?」



「さぁ?成敗するためですかねー?ただ、辻斬りの中には、かなり腕の立つ者もいるみたいですし、生死をかけるなんて、よほどの好き者か、何か理由があるんじゃないですか?」





俺はどうしてか、夜な夜な斬る相手を求めて彷徨うお前の姿が浮かび、心にまた、暗雲が立ち込めた。





「テミン、辻斬りが斬られたのはいつだ?」




「確か........一昨日と、5日ほど前と、それから......」




テミンが言う日と、お前が出掛けて行った日が恐ろしい程に一致した。


この憶測が本当だったとしたら、理由がある。お前は好んで殺る男じゃない。





なんのために..........。





あの晩の会話が頭を掠めた。




「あの話ですけど、本気?」


「京へ、行きたいって.......」


「一緒に来いとは言ってくれないんですね」







京で共に戦う為に、道場の稽古とは違う。生死のやり取りをしていたとしたら.............。



あの夜、月光を浴びた影は血で染まった手をどんな思いで拭っていたのか.................。







俺は、馬鹿だ。













〜チャンミン〜






「ちょっと噂を耳にしたんですけど」



ふと人の懐に入り込んで愛嬌を振りまき、愛される人柄。魅麗に溢れる容姿、剣の腕も、うちの道場では抜きに出ている。こいつの名はテミン。ユノのお気に入りだ。




「噂?」



「辻斬りが斬られてるって噂ですよ」



「へぇー」




僕の前にちょこんと座ると可愛く小首を傾げるテミン。ユノが気に入るのもわからなくはない。




「ふーん、珍しいですね、チャンミンさんが知らないなんて」




テミンは勘が鋭く、頭もキレる。




「辻斬りは幕府も禁止してるし、やたらに通行人を斬りつける輩は僕も好きではないですけど、中には腕の立つ者もいるらしいですね」





心を悟られた気がして僕は、眉間の間を微かに曇らせた。





それを察したのか、




「ユノさんも心配してるみたいだし、夜は出歩かない方がいいですよ。」





ふと肩に置かれるテミンの右手を握り、




「わかってる」





去りゆくテミンの後ろ姿を見ながら、僕は考えていた。





京で一旗あげるならば、同士が必要だ。
一人よりも二人、二人よりも三人。
多ければ多いほどいい。




そして、旗頭にユノを.........。




僕は影になろう。



光がなければ影は存在しない。



影の存在しない光はない。




光に常に寄り添う影。






「そうだ、肝心なことを言い忘れてました」




不意にテミンの足取りが止まった。




「ユノさんが道場へ来いって呼んでました」









僕は、ある決意を持って道場へと向かった。

















新選組〜序章〜 明日 ラストですm(_ _)m

おやすみなっし〜♡

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【2015/09/19 21:00】 | 新選組 | Comment(8) |
新選組〜序章7〜
新選組〜序章7〜

こんばんはサスムです。新選組にお付き合い下さり、有難うございます。

今日は、ユノ目線、チャンミン目線でのお話になっています。どんな内容でも大丈夫な方お進み下さい。










〜 ユノ 〜




あの日、唇が記憶した甘い疼きが心を捉えて離さなかった。



あの一件以来、チャンミンが夜出かける事もなくなるだろうと思っていた。けれどそれは、違っていた。唇の記憶とチャンミンの挙措。



どちらも胸の奥底にわだかまり、口にすることも出来なくて、主人を待つ布団に手を伸ばす。





お前のぬくもりを探したけれど、そこはひんやりとしていて、溜息一つ。



耳を澄ましてお前の音を探したけれど、聞こえなくて、溜息二つ。






思えば思うほど深く、深くなっていく溜息。




これ以上深くなったら、壊れてしまいそうで怖くて、俺は自ら溜息が出ないように手で口を塞いだ。





襖から漏れる月光に目をやると、それは似ていて、



俺は月光にお前の面影を重ねる。






柔らかく包み込むような光。




暗闇を照らす光。




永遠に共にある光。







魂に刻まれた愛しい名を呼ぶ。





「チャンミン」






すると、探してた音が聞こえた。
きしり、きしりと床を踏みしめる音。
探してた影が襖に映った。




影は、静かに襖を開ける。外気と共に流れ込む仄かなお前の香りが俺の鼻を擽って、俺は慌てて布団に身を隠す。




だって恥ずかしいだろ?



探してたなんて、



寝付けないでいたなんて、





だから、気配だけでお前を感じた。目はぎゅっと瞑って、布団の中で気配に耳を傾けた。




畳が軋む音。




ふーっと吐き出す息づかい。




バサッと掛布団を捲る音。




それら全てがお前が奏でる音だと思うと、妙に心が落ち着いた。同時に、隣の存在がどんなに大切かって思い知らされた。




気配を感じながら、俺は漸く、瞼が重くなっていった。












〜 チャンミン 〜







月が相手の影を映し出す。その影は左へ動く、僕は腰元へ手をやる。影は気付いたようだ。





「抜け」





低く鋭く言い放つ。




相手は抜かず、右手を垂れたまま、僕の周りを足音もなく歩きだす。




その腰



その足




居合の精妙な使い手らしい。




出来る。直感的に思う。
こういう男を探していた。ついに逢った。



「名は?」




殺りあうまえに名を聞くとは、なかなかだ。


だが、僕は名乗る気はない。名乗って道場へ迷惑をかける気など、さらさらないからだ。




「そちらが名乗ったらどうだ。名乗るなら供養ぐらいはしてやる」




「ぺっ」っと相手がつばを吐いた。





上等だ。




間合いは八尺、ジリジリと詰め寄りながら、互いの刀を抜く、





七尺、




六尺、




一足一刀の間合い、次の瞬間どちらかの死骸が転がるだろう。





相手が先に弾けた。瞬時に腰を落とし、狂気を帯び、僕は死地の間合いへ飛び込む。





相手の鋭い白刃が頭上で空を斬る。次の瞬間、僕の刀が火を噴き、風の如き速さで、相手の右面を捕らえた。




骨を砕き、眼球が飛び出し、相手の顎が沈んだ。






斬れる。





大丈夫だ。





殺れる。





僕は鬼になる。






この乱世を生き抜くために。





ユノと共に歩むために。











フラワーを応援するため、1週間だけUPの予定でしたが、こんな新選組でも、あたたかいお言葉を頂き感謝の気持ちでいっぱいです。

2話だけ追加させて頂いてもいいですか?
あと、2日間お付き合い頂けると嬉しいです。
m(_ _)m サスム

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【2015/09/18 21:00】 | 新選組 | Comment(10) |
新選組〜序章6〜
新選組〜序章6〜

どんな内容でも大丈夫な方お進み下さい。














障子から漏れる柔らかな月明かりは、いつのまにか白い光へと変わり、ユノの瞼を擽る。



朝か?




眩しさに手を翳しながら起き上がるが、頭が半鐘のようズキンと痛んだ。




俺、そんなに飲んだっけ?






ユノが痛む頭をくしゃりと掴んだ儘、横に眼をやると、布団を巻き添えにし、海老のように足を屈めて眠るチャンミンがいた。



細い黒髪が、肌理の細かい白い肌にかかり、複数の模様を描いている。肌蹴た着物から、覗かせる筋だった厚みのある胸元に薄っすらと汗が滲んでいた。



チャンミンの寝姿を見ているだけで、ユノは体の芯がぼんやりと光るように疼いた。




「......チャンミン」




ユノの指先が顔に纏わりついた黒髪をそっと撫でるとチャンミンの瞼が微かに動いた。




「ぅーーん」




とろんと眠そうな声で言うと、急に滑らかに身を起こし、大きな瞳で瞬きもせずユノを見入るチャンミン。








互い視線が凍ったまま止まる。





心を貫かれるような気がしてユノが後ずさると、チャンミンがジリジリと詰め寄る。




その眼光は獲物を狙う鷹のように鋭く。





そしてあっという間に捕らえられ、鼻先と鼻先が触れると、ふぅーっと熱い息がかかる。







「えっ、ちょっ.......お前っ、なにっ、」







その言葉も耳に届いていないのか、距離は縮まるどころか、更に近づいて、終に唇と唇がふわりと触れた。





んっ!!!!!





チャンミンの熱い唇の感触が火花のようにユノの心を貫いた瞬間、











突然、がくりとチャンミンの体が崩れた。





え?





ユノが慌ててその体を抱き抱えると、その腕の中には、すやすやと穏やかに眠るチャンミンがいた。





はっ?なにこれ?

お前、寝ぼけて俺に???

嘘?




心を貫いた唇の感触が、今も尚残っていて、そっと唇に手を添えると、そこから堰を切ったように溢れ出す甘い疼きに、胸がどきどき張り詰めてくる。



疼きに耐えられなくなったユノが、少々激しく揺さぶりながら、




「チャンミン、いい加減起きろっ!」




と言うと、チャンミンは手の甲で目を擦り、ぶるぶるっと顔を横に振った。





「......うーん」





頭の半分は無意識の領域から抜け出せていないチャンミンが、重い瞼をなんとか開けると、ぼんやりと霞む視界にユノがいた。




「........ユノ?」




靄が晴れるように視界が開け、



ん?



この状況に一気にチャンミンの脳が覚醒した。





「.................」




ユノとのあまりに近い距離に今度はチャンミンが無言で後ずさる。よくよく見れば、顔から首元まで朱で染まったユノがいて、



訝しげにチャンミンが言う。




「朝っぱらから、首まで朱くして.......あの、
まさかとは思いますけど、僕に何かしました?」



「はっ?」



何かって俺が?




今起きた事に心が崩壊していて、言葉が上手く出ずに、




「............俺は何もしてないし」




そう言うのが精一杯なユノと




「...........そうですか」




どこか居心地の悪さを感じ。その後、押し黙ったチャンミン。



「......................」



「......................」




言葉のない2人に妙な空気が漂う。それに耐えきれなくなったチャンミンがむくりと立ち上がり、瓢箪に入った水を飲み干すと、




「ユノ、考えたんですけど.......」




次はなにを言われるのか、チャンミンの言葉一つ一つに反応してしまうユノは、内心ドキリとしながら次の言葉を待った。





「やはり、あの女には自分で尻拭いをしてもらいます」




なんだその話か......。お前が朝から妙なことするから、うっかり忘れてた。



ユノが気持ちを切り替えるように咳払いを一つ打ち、




「尻拭いって?」



「詫びの文を書かせて、ここの者に届けさせようかと、それを読んだら、あいつも流石に神社に行かない筈です」




「あのさ、昨日から思ってたんだけど、お前どこから、あの女の情報を?」



「あー。たまたま、うちの奴らが話してたのを耳にして、妙にきな臭いから、気になって調べたんです。本人からは一切聞いてないですし」




......どれだけ情報網張り巡らしてんだよ。





「だから、今日ここに来たことは道場の誰にも言わないで」




「言わないけど、あいつ、女の真意を知ったら落ち込むだろうなぁ」




「そうですね」




「仕方ないな、その時は、飲みにでも連れ出すか?」




「下戸なユノが?」




「俺だって、飲めるし」




「濁酒で、朱くなる人がよく言いますね」




「あれは、たまたまだから」





きまりが悪そうにボソボソと話しているユノを見ながら、チャンミンは喉仏を鳴らし咳き込むように笑っていた。




「さてと、もう一働きしますか」





乱れた着物を手際よく直し、チャンミンが襖を開け放った。



「おい!誰か!」



パタパタと近づく足音。




「へい」



例の亭主だ。




「もう一度ビクトリアを呼んでくれ」



亭主に凛々しく言いつけるチャンミンの後ろ姿を見て、またユノの心に疼く光があった。





又、再び現れたビクトリアが大人しく文を書いたのは言うまでもない。


2人は、群星の中の月の如く輝きで他を圧巻していた。









帰途につく途中、ユノが唇を執拗に触っていたのに気づいたチャンミンが言う。




「唇ばっかり触ってどうしたんです?」



「誰の所為だと.....」



「ん?」



「い、いやなんでもない。ほら、いいから歩けって」



「今日はおかしいですよ。また、顔も朱いし、熱でもあるんじゃねーですか?」



「うるせ〜っ」





木漏れ日が点々と彩る道に2人の足跡が刻まれていた。











寝ぼけてちゅっ♡


おやすみなっし〜♡


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【2015/09/17 21:00】 | 新選組 | Comment(14) |
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